全国自動車交通労働組合連合会はハイタク産業に従事する労働者で構成する労働組合の連合体です。本ホームページは、どなたでも自由に全てご覧いただけます。


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ハイタクフォーラム中央行動

旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ!

ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会)は、3月3日、4日に中央行動を実施。3日に参議院議員会館で厚生労働省、国土交通省要請行動を行い、4日には東京・お茶の水の全電通会館で300名のハイタク労働者が結集し「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ!」~他産業を上回る賃金の実現を!~と題し、3・4総決起集会が開催されました。

溝上泰央代表幹事

総決起集会で、主催者を代表してあいさつに立った溝上泰央代表幹事(全自交労連中央執行委員長)は、「東日本大震災から15年、亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、世界で起きている様々な紛争は、原油をはじめあらゆる物の高騰を引き起こしている最中、1月3日に、アメリカが軍事行動を展開し、ベネズエラ独裁政権を率いてきたニコラス・マドゥロを拘束してアメリカに送致するといった非常にショッキングな事件が起きた。ロシアのウクライナ侵攻も4年が経過してもなお終わりが見えない。さらには、アメリカとイスラエルは、イランを空爆し、また新しい戦争が始まった。トランプ大統領の行動は、関税を好き勝手に引き上げ、世界の経済に混乱をもたらし、国際法すら無視した弱肉強食の様相を呈してきた」と述べ「今日本は、唯一の被爆国であるからこそ、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に毅然とした態度を表さなければならない」と訴えました。

そして「日本でも、2月8日に投開票が行われた第51回衆議院議員選挙で自民党が単独で3分の2を超えるといった選挙結果になり、21年前の郵政解散で、自民党圧勝後に起こった規制緩和の加速と、それによって我々ハイタク産業が大きく苦しめられた記憶が呼び起される。この結果は、我々の賃金・労働条件の向上にも多大な影響を及ぼすことは間違いない」としました。 「我々のおかれた立場は、大変厳しい状況にあるが、しっかりと接客・接遇・利用者利便の向上に努めて、我々の手で国民の移動を守らなければならない。本当に苦しい・厳しい状況ではあるが、全国のハイタク労働者が、あきらめず一丸となれば、必ずや道は開ける。我々の使命と矜持を対価に代えられるよう、ともにがんばりましょう」と締めました。

国会へ届け 5万筆の思い

「ハイタクを公共の財産に」

厳しい選挙の後にも関わらず、駆けつけていただいた立憲民主党、中道改革連合、
無所属の国会議員18名に、5万2051筆の署名を託しました

全自交労連は3月4日、参議院議員会館で「ハイタクを公共の財産と位置づけ、住民の安全に移動する権利を守る」ための国会請願署名提出行動を実施。衆参両議会の議長にあてた5万2051筆の署名を協力議員に託しました。

溝上泰央中央執行委員長は「厳しい状況でも、我々の運動はしっかりと前進させていく。ご協力を」とあいさつ。タクシー政策議員連盟の辻元清美会長は「利用者の理解は進んでいる。しっかりとこの請願を受け、利用者とともに、働く現場の皆さんの運動を進められるよう取り組みたい」と応じました。

元国土交通大臣の斉藤鉄夫衆院議員も参加し「3年間大臣を務めた中で、最大の課題はアメリカ型の完全なライドシェアの法律をつくろうとする動きとの闘いだった」「ライドシェア新法は働く者、利用者、日本社会にとって、『改悪』でしかない。中道改革連合としても最大の課題として取り組む」と述べました。

地連本名 集約筆数 地連本名 集約筆数
北海道 10,177 新潟 77
青森 40 富山 315
岩手 9,109 石川 307
秋田 117 京都 97
山形 2,971 大阪 678
宮城 135 兵庫 183
福島 45 広島 59
茨城 104 山口 48
埼玉 231 愛媛 1,061
東京 10,080 高知 2,123
神奈川 1,461 佐賀 20
山梨 43 長崎 385
静岡 665 熊本 1,004
愛知 7,313 沖縄 86
長崎県タク 1,290
【協力】私鉄総連ハイタク協議会 1,827
総計 52,051

日本版ライドシェア延長へ 恒久化に懸念

国土交通省物流自動車局旅客課は2月26日、日本版ライドシェア(RS)に関する2つの事務連絡を発出。運行を認める要件に「都道府県タクシー協会の申し出」を追加するなどの新たな方針を示すとともに、様々なルールを整理しました。

タクシー不足を補う緊急措置として始まった日本版RSは2年間の限定許可で、早い事業者は今年4月に許可期限を迎えます。しかしルールが整備され、2年を超えて運行を継続することが可能となってしまいました。全自交労連は、なし崩しの恒久化や緩和が進まぬよう運動を継続します。

青ナンバー

「あのおっさんら、なにしてくれとんねん」。思わずこぼれた独り言だ▽全国の仲間が、賃金格差の解消を求めて春闘交渉に突入した矢先に、アメリカのトランプ大統領と、イスラエルのネタニヤフ首相がイランへの軍事攻撃を開始した▽イランが対抗措置としてホルムズ海峡を封鎖した結果、3月12日には全国各地でガソリン小売価格がリッター当たり20~30円も上昇。LPガスの価格も近々高騰することは避けがたい情勢だ▽政府も対策に取り組んではいるが、この状況がいつまで続くのかは誰にもわからず、春闘交渉でも経営者の姿勢が慎重になる懸念は大きい▽つくづく腹の立つ話だ。明らかな国際法違反の軍事攻撃によって、命が失われ、世界中の人々の生活が困難にさらされる▽「強いものは何をしても許される」という前例を追認すれば、このような理不尽な事態が今後も起きるだろう▽よく聞かれる「労働組合がなぜ平和活動に取り組むのか?」という問いに対する答えがここにある。平和でなければ、我々の生活は守れないのだ▽一刻も早く理不尽な戦争を終わらせるため、声を上げよう

3・4総決起集会 連帯あいさつ

連合 芳野会長

連合からは、芳野友子会長自らが駆けつけ、さらには、多忙の中、集会終了までご参加いただきました。芳野会長は「連合はライドシェア全面解禁によって労働者の生活と利用者の安全と安心が破壊されないよう、引き続き取り組んでまいりたい」とハイタク労働者に心を寄せました。また、過労死による労災認定件数が過去最多を記録した事実を示し、高市政権が検討する「労働時間規制の緩和」に断固反対の意思を表明しました。

交運労協 池之谷議長

交運労協の池之谷潤議長は、ライドシェア完全解禁阻止へ強い思いを示すとともに、日本版ライドシェアについても「苦肉の策が、本来のタクシー事業を圧迫することは本末転倒だ」とし、国の審議会の中でも「安易な緩和をせず厳格な取り扱いに軌道修正することを提言している」とあいさつ。地域公共交通を守るため、「既存のタクシー乗務員を増やす議論こそ必要だ」と強調しました。

タク政策議連 辻元会長

超党派タクシー政策議員連盟の会長である辻元清美参議院議員が登壇。衆院選で議連に所属していた多数の議員が落選したことに触れつつ「現職の議員がしっかり力を合わせ、皆さんとさらに絆を深めていきたい」「気を緩めず皆さんの職場を守る」「ライドシェア反対の闘いで、働く仲間の皆さん、事業者、さらには国交省を巻き込んで、議員連盟がともに闘ってきたことを誇りに思う」とあいさつ。万博での日本版ライドシェア24時間運行の実績低迷を示し「お客さんは乗らないことが証明された」と強調しました。

また、野党が過半数を占める参議院で「おかしなことには歯止めをかける」との決意を示し、参議院国土交通委員長としても「議場に座って采配を振るうだけでなく、現場を視察し提言を出し、行動する委員長でありたい」との思いを語りました。

中道改革連合 西村副代表

中道改革連合の西村智奈美副代表は、まず衆院選での支援に深く感謝。タクシードライバーだった父の思い出を振り返りつつ「国会に残った一人一人が、働く人・生活する人のための政治へ、熱い思いに燃えている」と語りました。

立憲民主党 田名部幹事長

立憲民主党の田名部匡代幹事長は、「(落選した)多くの仲間の気持ちを背負い、だからこそ、皆様と一緒に、雇用を守り、安全を守り、処遇改善を実現する政策の実現に全力で尽くしていきたい」と、言葉に力を込めました。

国民民主党 田村議員

「皆さんの労働環境を守る」と、語った田村まみ参議院議員

立憲民主党 福山議員

参議院副議長の重職を担う、立憲民主党の福山哲郎議員も集会に飛び入り参加。「ライドシェアは利用者が必要としていない。二種免許の皆さんが誇りだ」と呼びかけました。

労働組合の声で法律を

全タク連坂本最高顧問が提唱

総決起集会には、来賓として全国ハイヤー・タクシー連合会の坂本克己最高顧問が駆けつけ、白タク・ライドシェア問題に終止符を打つため、労働組合や野党主導で新たな法律を作るべきだと力強く提唱しました。

坂本最高顧問はライドシェア問題について「なんか方法考えて、なんかやらんかったら、これ来年も同じことやらなあかん。何年やっても一緒みたいになる。なんか法律をつくってカマしたらなあかん」、「組合の皆さんが先頭に立たな、波風が立たん。きつい仕事してるんやから、よその仕事より、ぎょうさん給料を持って帰らなあかん」と述べ、憲法が保障する生存権や幸福追求権を生かした運動の重要性を強調しました。

また坂本最高顧問は、かつてタクシー適正化・活性化特措法の成立で中心的な役割を担い、昨年も与野党に働きかけて改正トラック事業法の成立に導いた実績に触れ、現場の声を結集し「国会を動かす力」を強めようと呼びかけました。

集会アピール

集会アピールを読み上げた山田真也さん(私鉄総連関東ハイタク協議会・日の丸交通東京労働組合)

本日、ハイタクフォーラムは、全国で働くハイヤー・タクシー労働者の誇りをかけて、「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ!3・4総決起集会」を開催した。

私たちの仕事は人命を預かり、安全・安心に目的地まで送り届けることである。全国のハイヤー・タクシードライバーは、その重大な責任を胸に、地域公共交通の担い手たる誇りをもって、昼夜を問わず日々の業務に精励し続けてきた。業界労使が、安全・安心の確保に最大限の力を注ぎ、接客・接遇を磨き抜いてきた日本のハイヤー・タクシーは今や世界最高水準と呼ばれるまでに至ったが、その道のりは決して平坦なものではなかった。過酷な営業ノルマに追われ「神風タクシー」と批判された時代や、規制緩和による低賃金に泣いた暗黒の時代を乗り越えて、今があるのだ。

だからこそ、私たちは白タクを許すことはできない。ライドシェアの完全解禁を認めることはできない。

観光地や都市部にはびこる白タクは、いまこの時も利用者の命を危険にさらし続けている。さらに、急増した都市型ハイヤーにおける名義貸しなどの違法行為や、プロの自覚を持たない白タクまがいのドライバーの悪行は、旅客輸送の秩序と安全を破壊している。一刻も早く白タクに対する厳罰化や都市型ハイヤーの適正化を実現しなくてはならない。

私たちは、維新の会などが主張するライドシェア完全解禁を絶対に認めない。二種免許をもつプロドライバーの誇りにかけて、解禁阻止の運動を闘い抜く。同時に、緊急措置として導入された「日本版ライドシェア」も終息への道筋をつける時がきた。「万博ライドシェア」の不人気ぶりは、利用者が「二種免許・緑ナンバーのハイヤー・タクシー」を求めていることの明白な証明だ。また交通空白地等で実施されている「公共ライドシェア」はバス・タクシーが対応困難な場合には有効な手段となりうるが、最優先されるべきは「二種免許・緑ナンバー」の旅客輸送であることを忘れてはならない。

私たちは今日ここで、「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ!」と声を大にして叫び、仕事の価値にふさわしい賃金・労働条件を求めて立ち上がろう。他産業との賃金格差を解消して仲間を増やし、「二種免許・緑ナンバー」の価値ある仕事を未来へとつなげていくために闘い抜くことを、ここに決議する。

2026年3月4日
旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ! 3・4総決起集会
〰 他産業を上回る賃金の実現を! 〰

街の皆さまに 二種免許をPR

街頭宣伝を行った全自交関東地連の皆さん
ティッシュとともにプラカードを使って
アピール(小川町交差点)
イラスト入りのティッシュ1500個を街頭で配布しました

ハイタクフォーラムは、今年初の取り組みとして集会後に、利用者の方々に向けた街頭宣伝行動を実施しました。

街を歩く利用者の皆さまへ「旅客輸送は二種免許・緑ナンバーにまかせろ」とイラストでアピールするティッシュを配布。小川町交差点で全自交労連、秋葉原駅で交通労連ハイタク部会、御茶ノ水駅で私鉄総連ハイタク協議会が行動を担いました。

全自交からは、東京地連の奥村公章書記次長をはじめ、関東地連の仲間15人が行動に参加。500個のティッシュはすぐになくなり、ティッシュを受け取った後に「タクシーはみんな二種免許なんだよね」と話題にする街の方の姿もあったそうです。

ハイタクフォーラム省庁交渉 白タク対策など要請

ハイタクフォーラム 省庁交渉

ハイタクフォーラムは3月3日、参議院議員会館で国土交通省・厚生労働省に対する要請行動を実施し、合計29名の国会議員に同席していただきながら、行政へ現場の声を伝えました。毎年、交渉の場で明確な回答が得られることは多くありませんが、運賃改定や冬季割増運賃の実現、人材確保・育成や脳MRI検査の補助など、我々の繰り返してきた要望は着実に実現しています。

国交省要請
国交省の原田修吾・大臣官房審議官(右から6人目)に要請書を手渡しました
重田裕彦
旅客課長

ハイタクフォーラムは、国土交通省に対し、41項目を要請。ライドシェア完全解禁阻止と日本版ライドシェアの早期終了、白タクや違法ハイヤーへの厳罰化、運転者の賃金・労働条件向上、運賃改定の推進と労働者への適正な分配、地域公共交通への支援、配車アプリ事業者に対する規制、LPガススタンドの廃業への対策など多岐にわたり改善を求めました。

国交省側は原田修吾・大臣官房審議官はじめ9名で対応し、途中から重田裕彦・物流自動車局旅客課長も駆けつけて回答に応じました。

厚労省要請

また、厚生労働省に対しては、12項目を要請。乗務員負担や累進歩合制を採用している事業者への監督・指導強化や、一部事業者の主張する分割休息の特例制度(中抜き)を認めないこと、日本版ライドシェアドライバーに対する厳正な労働時間管理などを求めて交渉し、厚労省側は労働基準局監督課の加納圭吾過重労働特別対策室長らが対応しました。

相次ぐ現場の声

東京・吉田氏

格差の解消 運賃の原価に

東京地連の吉田昌央執行委員は、消費者庁の調査会の一部委員から東京の運賃改定に異論が出たことを踏まえ、「将来も定期的な運賃改定が本当に行われるのか」と質問し、さらに、他産業との賃金格差を解消するため、運賃の原価に格差解消分を盛り込めるよう運賃制度の改善を求めました。

国交省側は「運賃改定によって運転者の皆様の労働環境改善を図りたい」と答弁しましたが、歩合制賃金を理由に運賃原価の変更は否定しました。

北信越・石橋氏

運賃改定後の賃下げ しっかり調査を

北信越地連の石橋剛委員長は、歩合制賃金の不安定さを説明し、重ねて「(全産業なみの)人件費を基に、運賃の改定ができるように」と要望。

そして、運賃改定の主な目的が労働条件改善であることを各運輸局で明示するよう求め、さらに事業者団体が行う改定後の労働条件調査について、しっかり内容の裏付けを取り指導するよう求めました。

国交省側は、すべての運輸局において、運賃改定時に、改定の目的を記載するよう対応を改める旨、回答しました。

山形・遠藤氏

二種教習所なく 人材育成に課題

山形地本の遠藤栄二委員長は自身の勤務する米沢市内の状況について、教習所の繁忙期に、新人の二種免許教習が受けられない問題を提起。「2月に入社した人は、近くの2校がダメ、その先の2校もダメで、結局会社から1時間かかる教習所に通っている」という現実を伝えて改善策を求めました。

定額タクシーで 営収10万円増

一方、米沢市内では福島大学の吉田樹教授が設計した「まちなか定額タクシー」制度が大好評となって、月に5千~6千件の利用があり、乗務員の月間営収が平均で10万円増加したと報告。ただ自治体の負担が大きいため国の支援を求めました。

国交省は教習所の問題は「業界団体とも意見交換して検討したい」と述べ、地域の足を守るための自治体支援も引き続き検討して行く考えを述べました。

東京・矢野氏

タクシーの公共性について

東京地連の矢野裕明執行委員は通常のタクシーと介護タクシーの関係性について質問。

国交省側は重田旅客課長が直接答弁し、タクシーが公共交通として担っている役割の大切さを強調。ハンディキャップのある方の輸送に関し「『負担だ』という声がでることは、せつない」との思いを述べる一方で、収入面でドライバーに負担が出るケースについて「会社がその部分を負担するのが良い姿だと、私は思う」との考えも述べました。

東北・高橋氏

冬季割増に感謝

東北地連の高橋学委員長は、冬季割増運賃の適用拡大に感謝。昨年12月から導入した青森県の状況を報告し「売上がまさに2割増で賃金も上がっている。運賃が労働条件改善の一番の柱だと身にしみた。本当にありがとうございました」と述べました。

賃金の実態把握 厚労省に要望

高橋委員長は厚労省への交渉でも発言し、賃金の実態を把握し職業としての魅力をアピールできるよう、正社員や60歳以下を対象とした賃金統計の集約・公表を求めました。

いざ春闘 連合デモ

こだわろう!くらしの向上

連合の春闘デモに参加した、全自交本部と東京地連の皆さん
1055人が参加

連合は2月28日、春闘勝利に向けた中央集会とアクションデモを開催。要求実現にこだわり抜き、全ての働く者のくらしを向上させる決意を固め、青山公園から代々木公園までデモ行進しながら、賃上げをアピールしました。

「安心して働き、休む」

国際女性デー中央集会

左から3人目は、全自交東京地連の菊池るみ副委員長(連合東京副会長)
3月5日には、
池袋で春闘の街頭行動も実施

3月8日の国際女性デーに合わせ、連合は3月6日、東京の有楽町ホールで中央集会を開きました。芳野友子会長は選択的夫婦別氏制度の実現を目指し、労働時間規制の緩和に断固反対する立場を表明。

「安心して働き、安心して休める職場」の実現に向け、長時間労働を減らすための労働組合による職場パトロール、生理休暇の取得率向上、カスハラ対策などの事例が各産別から報告されました。

交運労協 春闘勝利へ総決起

あいさつした池之谷議長。賃上げとともに長時間労働の是正を訴え、「働き方改革」に逆行しようとする高市政権を厳しく批判しました。

交運労協は、3月2日、東京の田町交通ビルで春闘勝利に向けた総決起集会を開催しました。

池之谷潤議長は「昨年の賃上げ実態調査では、実施した割合・金額ともに、我々の(交通運輸・サービス)産業が低位にとどまり、人材確保競争に出遅れている」、「2026春闘では、人への投資を加速させ、物価高に負けない賃上げを、これまで以上に求めていかなければならない」と述べました。

蒔田純司事務局長が産業間格差の是正や人材確保などの課題を提起しました。

止めよう原発集会 事故から15年

福島第一原発事故から15年。3月7日に東京の代々木公園で開かれた「3・7止めよう原発全国集会」では、原発事故被害者連絡会の武藤類子共同代表が「たった15年で、あれだけの事故が忘れられたのでしょうか」と声をふるわせ、原発のない社会を訴えました。

飛鳥交通ファミリー労組 賃金訴訟

いよいよ大詰め 林委員長が証言 全国の待遇にも影響

飛鳥交通ファミリー労組の皆さん(右側)。林委員長(右から4人目)が証言。左から2人目が東京共同法律事務所の中川亮弁護士。東京地連から35名が傍聴支援に参加

2022年の運賃改定後、労使合意もないままに不当な賃下げを強行された全自交東京地連・飛鳥交通ファミリー労働組合の裁判闘争が佳境を迎えています。3月9日、東京地裁で証人尋問が開かれ、被告会社側より飛鳥交通株式会社の三浦庸常務取締役、原告組合側より飛鳥交通ファミリー労組の林徹委員長が証言台に立ちました。訴訟は次回6月25日で結審する予定で、9月ごろに判決が出る見通しです。

林委員長の証言では、団体交渉の場で会社側が賃金規則変更の根拠を文書で回答すると約束したにも関わらず、一切回答のないまま改悪が強行された事実や、裁判の途中まで経営状況等をまったく公表せずコロコロと主張を変えてきた実態などが改めて明白となりました。

また会社側の証言でも、賃金規則の変更が不利益変更にあたることを認識していた事実や、増収額の分配を検討した時点で、社会保険料の事業主負担分を会社の増収分ではなく乗務員側の増収分でまかなう意図があったこと、賃金変更に関するシミュレーションを行った証拠となる資料が存在しないことなどが明らかとなりました。

これまで会社側が説明してきた賃金変更の唯一の根拠は、国土交通省が運賃の値上げ幅を計算する際に示した東京特別区・武三地区全体の原価計算の数字です。しかし運賃の原価計算の数字に、各職場の個々の賃金や労働分配率を規定する強制力や意図は全くなく、会社側の主張はコジツケに過ぎません。

いま全国で運改に合わせた賃金改悪の動きが進む中で、飛鳥ファミリー労組の原告団45人と東京地連の闘いは、まさに全国のハイタク労働者の待遇を左右する重要な闘いとなっています。

北海道地連

様々な原資で要求を実現

全自交北海道地連は2月10日、札幌市西区「宮の沢会館」において、2026春闘臨時大会を開催し、全会一致で26春闘方針を確立しました。

鈴木久雄執行委員長は、春闘方針の要求額について「運賃改定・迎車料金創設・冬季割増・公的支援等々をからめて解決すべき要求だ」と説明。道内では、直近の運賃改定による増収効果が表れていることを示し「事業者は『経費の高騰で、組合の要求には応えられない』と言ってくることが予想されるが、私たちの賃金・労働条件を改善しなければ、運転者不足が改善されず、事業の継続が困難になることは明らかだ。粘り強い交渉で、賃金・労働条件の改善・向上を」と呼びかけました。また国会請願署名への協力に関し、各単組や協力産別への感謝を述べました。

関東・東京地連

自分達の生活 自分達で守る

東京地連の本木委員長

全自交関東地連と全自交東京地連は、2月12日、東京の南部労政会館で合同の春闘討論集会を開催しました。関東地連の水野潔執行委員長は衆院選への取り組みに感謝し「今回は負けたが、先がある。ぜひ皆さんもご協力を」と呼びかけ、東京地連の本木弘執行委員長も「国民と共に全自交として国に政策を訴える。ここに参集した皆さんが中心になって運動を進めていかなければ」と語りました。

関東地連・東京地連の本田書記長

本田明広書記長が春闘方針案を提起し、「運賃改定を、確実に賃金の底上げに直結させることが最優先課題」と述べ、関東各県の年収格差を数字で示しながら、格差解消に向けた交渉を呼びかけました。またダイナミックプライシングや、定額制運賃などの制度に現場の意見を反映させていく方針を示しました。

本田書記長は政治情勢にも言及し「最も重要なのは、この混乱に飲み込まれず、『自分たちの生活と権利は、自分たちで守り抜く』という原点に立ち返ること。政治の壁が厚いならば、組織の団結力で突破していくしかない」と激を飛ばしました。

神奈川地連

新たな仲間を迎えて

全自交神奈川地連は2月24日、横浜市のかながわ労働プラザで第66回中央委員会を開き、26春闘方針を確立。同時に、新たな仲間として「スタジアム交通労働組合(杉本一浩委員長)」の加入を正式決定し、神奈川地連から組合旗、労連本部からバッジを授与しました。

神奈川の京浜地区や相模・鎌倉地区では3月15日に新たな運賃改定が予定されており、分配をめぐって厳しい春闘交渉が予想されます。あいさつした水野潔執行委員長は「2020年以降3回目の運賃改定で、3割程度の値上げになるが、最賃の全国加重平均があと4年で1500円に到達することを思えば当たり前の話だ。今回の春闘で、できるかぎり勝ち取ってほしい」と呼びかけました。

荻原節副執行委員長が春闘方針案を提起し、賃金格差の解消に向け「最大限の分配を求める」、「根拠のない不条理な労働条件の改悪を迫る事業者とは毅然と対峙し、万一事業者から労働条件が低下する提案がなされた際には決算書等の充分な資料の提出と丁寧な説明を求め交渉する」とする26春闘方針を確立しました。また全自交労連本部の津田光太郎書記次長が労連の春闘方針について講演しました。

愛知地連

強い要求と粘り強い交渉

全自交愛知地連は、2月2日、名古屋市の労働会館で第79回中央委員会と春闘学習会を開きました。下出健雄執行委員長は「円安で物価が上がる中で、生活をゆとりあるものとするために強い要求と粘り強い交渉を」と呼びかけ、全自交本部の方針に沿いタクシー月額2万8千円の賃金改善などの春闘方針を確立しました。

全自交労連本部の本田有書記長が「タクシーの運賃改定と賃金交渉」について講演し、地域ごとの賃金や運賃、営収などのデータを示しながら、「各組合でも組合員の給与を把握して、運賃改定による会社の営収の伸びと比較しながら交渉を」と呼びかけました。

静岡ハイタク連合会

経営陣とも意見交換

静岡ハイタク・新垣議長

全自交静岡ハイタク連合会は2月5日、浜松市のホテルウエルシーズン浜名湖にて拡大幹事会を開催し2026春闘方針を確立しました。

新垣賀規議長は「全自交労連の春闘方針を踏襲し、昨年11月25日に実施された運賃改定の増収分をしっかりと賃金に反映させなければならない」とあいさつ。西尾喜久夫事務局長が春闘方針を提案し承認されました。全自交労連本部の本田有書記長が『運賃改定と賃金交渉』について講演しました。幹事会終了後には加盟単組各社の経営陣と、労使懇談会を開催し、春闘方針の説明の他、今後の車両更新計画や採用促進・離職防止、災害時の対応等について意見交換を行いました。

関西地連

運動を止めない

全自交関西地連は2月11日に春闘討論集会を大阪市のエルおおさかで開催。櫻井邦広執行委員長は、「先の衆院選でタクシー政策議員連盟の(前立憲民主党系の)衆院議員は109名から17名に減少した。維新が連立与党になり、今回は閣僚を出すと言っている。ますます厳しいが我々の運動を止めるわけにはいかない。限られた条件の中で闘うしかない。皆さんの力が必要だ」と奮起を促しました。

成田次雄書記長が、8%・2万8千円以上の賃上げ要求やライドシェア全面解禁阻止を柱とした2026春闘方針案を提案し、全員の賛成で承認されました。山里広明執行委員が、「2026春闘は我々エッセンシャルワーカーの生活と矜持、そして産業の未来を賭けた闘いである」とする春闘アピールを提案し、全員の賛成で承認されました。

講演では、普門大輔弁護士が経営者の行ってくる不誠実団交の具体例などを解説。全自交労連の本田有書記長が、衆院選の影響について述べながら、「全自交運動の歩みを止めることは許されない。一層細くなってしまった糸を手繰り寄せながらハイタク労働者の声、苦しい現状を国会に届ける」と誓いました。


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