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本田 新書記長就任

再選された溝上泰央・中央執行委員長(左)
新任の本田有・書記長(右)

全自交労連は10月20・21日、横浜市の関内ホールにて第83回定期大会を開催し、「全産業平均を上回る賃金・労働条件の実現」に向け新たな一歩を踏み出しました。

役員改選により再選された溝上泰央中央執行委員長は、「ライドシェアに対しても、自動運転に対しても、我々が自らの仕事をしっかりと新しい形で構築していけば、我々の仕事はなくならない」、「全自交運動を未来につなぎ、地域公共交通を我々の手で守るため全自交労連団結して頑張ろう」と檄を飛ばし、全国から参集した約200人の仲間が声を一つに拳を突き上げました。

改選では、通算24年間役員を務めた北坂隆生副中央執行委員長をはじめ多数の役員が勇退し、新体制が発足。本部書記局では、野尻雅人書記長が専従の副中央執行委員長に昇格し、本田有書記次長が新書記長に選出されました。

本田新書記長は、愛知地連・名鉄交通労働組合出身。愛知地連の執行委員長(全自交労連副中央執行委員長)を4年間務めた後、2022年の第80回大会で本部書記次長に選任され、政治担当としてライドシェア阻止運動の重要な役割を担い、労連本部の運営や財政再建等に貢献してきました。就任に当たり「引き続き皆さまの協力をいただきながら、この重大な職責を担えるよう頑張ってまいりたい」と決意を述べています。

大会では小池啓之代議員(神奈川地連)と、鳥羽紀行代議員(大阪地連)が議長を務め、加藤直人代議員(秋田地連)が書記を担当。野尻書記長が2024年度活動報告、25年度運動方針、同予算を提案し、水野潔副中央執行委員長が24年度会計を報告。松本和也役員推薦委員長が、次年度役員体制を提案し、全ての議案が承認されました。

自主経営による職場再建を目指す秋田地連あさひ自動車労働組合への支援カンパには多くの善意が集まり、団結を高める大会ともなりました。

大会2日目には、第84回札幌大会に向け北海道地連へと大会旗が引き渡され、第83回大会は、開催地である神奈川地連の仲間の貢献により、成功裏に幕を閉じました。

自民・維新政権

労働者の危機

10月21日、自民党と日本維新の会が組んだ高市政権が発足しました。

日本維新の会は、閣外協力となりましたが、衆参とも過半数割れの自民党は、維新の協力がなければ政権運営が成り立ちません。まさにライドシェア完全解禁の危機が目前に迫る緊急事態となりました。さらに、これまで国土交通大臣を輩出し、防波堤の役割を果たしてきた公明党が連立を離脱したことで、交通運輸政策が労働者軽視に傾くことも強く懸念されます。

高市政権は発足後ただちに、労働時間の上限規制の見直し検討、憲法改悪と軍事費増額、社会保険制度の改悪検討など、命と生活を危険にさらす方針を打ち出しました。さらに維新の会は、かつて大阪市営バスの運転士の給与を4割カットし、今も竹中平蔵氏を党の内部で起用するなど、一貫して〝労働者の敵〟であり続けてきた政党です。

この危険な内閣によって、我々の生活が破壊され尽くす前に、一刻も早く政権交代を成し遂げ、労働者目線の政治を我々の手で勝ち取らなくてはなりません。

芳野友子 連合 会長

連合は政策の実現を第一に、右往左往せず実直に取り組みを進める。実質賃金はマイナス基調が続き、ここで再び賃金が上がらないデフレマインドに満ちた世界に戻すわけにはいかない。2026春闘は正念場だ。長時間労働によって健康を崩したり、尊い命を失った事例を労使ともに決して忘れてはならない。連合として労働者の保護、産業の健全な発展のために、政策、運動の両面で全力で取り組む。

枝野幸男 立憲民主党 最高顧問

維新が(自民党の)補完勢力に加わり、身を切るだの、小さな政府だの、規制緩和だのという時代遅れの古い改革に戻そうとしている。いろんな分野で人を使い捨てにして、とにかく賃金を安くする政治や経営が日本の社会を駄目にした。時代を後戻りさせるのか、前に進めるのか。ここからの動きが重要だ。私どもは腐敗した政治、人を使い捨てにする政治を変えるため、徹底して闘ってまいりたい。

辻元清美 タクシー政策議連 会長

超党派のタクシー政策議員連盟は、がっちり力を合わせ、行政と事業者と働く者の三位一体でタクシー事業を発展させ働く人たちを守っていく。維新が政権に入りライドシェアの巻き返しが心配だが、大阪の万博24時間ライドシェアは失敗。閑古鳥だった。正規のタクシーで働く皆さんや事業者が頑張ったから「ライドシェアはいらん」ということが明らかになった。この事実に基づいて闘っていく。

青ナンバー

日本国民一人当たり年間で約31円という計算になる▽なんの数字かな?というと、維新の会が主張する通りに国会議員の数を50人減らした場合に削減できる支出の額だ▽31円…。いまどき飴玉ひとつしか買えないような金額で我々が売り渡すものがなんなのかを考える必要がある▽我々は力及ばず、先の参議院選挙で森屋隆議員の議席を失った。長年、バスの運転士として働き、唯一、実感を持って交通運輸労働者の声を代弁できる議員の貴重な議席だった▽議員定数を削れば、このような貴重な議席はもう戻らない。様々な仕事、様々な生活、様々な人生を送ってきた国民の小さな声を代弁する代表者を失い、世襲議員や金持ち議員が、声の大きな者だけを代弁して政治を決めることになる▽維新のウソは、いつも同じだ。「身を切る改革」で切られるのは住民、「既得権益打破」でぶち壊されるのはまじめに働いてきた者の生活、「規制緩和と競争」が向かう先は安売り・賃下げ競争である▽そのことを誰よりもよく知っているのが、ハイタク労働者ではないだろうか▽ウソまみれの〝改革〟など、もうたくさんだ。     K・T

溝上委員長あいさつ

これからも先頭に立ち続ける

溝上泰央中央執行委員長は、開催地の関東地連・神奈川地連の仲間の尽力に感謝し、平和と政治、そしてハイタク自教労働者について、熱意にあふれる言葉をつむぎました。

冒頭「私自身も平和運動で、沖縄、広島、長崎を訪れてみれば、各地でいまだ80年前の傷跡が多く残っている。人類史上、初めて原子爆弾の犠牲者になった我々日本国民として、やはり核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を今後も訴え続けねばならない」と平和への強い思いを表明。

痛恨の痛み

次に、国内政治に触れ「森屋隆さんを国政の場に残すことができなかったことは、我々のハイタク産業にとって痛恨の極みだ」と唇を噛み、ライドシェアとの闘いや、運賃改定を含めて「全自交労連は後退することのないよう、より一層の取り組みが必要だ」と訴えました。

高市政権の誕生については「日本で著しく右傾化が進むことが懸念される」とし、公明党の連立離脱について「筋の通った賢明な選択であった」と評価。自民党と維新の連立政権に関し「我々の労働運動の根幹である多様性や包摂性と、真逆な社会が出来上がらないように、しっかりと注視しなければ」と述べました。

要求の生命線

ハイタク労働者の待遇向上に向け「コロナ禍以降、地域間格差や企業間格差が大きくなっている。利益を上げられる都市部、観光地では、わずかながらでも結果を出した」と2025春闘を総括。

その上で「やはり事業者が適正価格をしっかりと見据え、迎車料金や運賃以外の対価、を自信を持って設定すること」が重要とし「我々労働者も生産性を意識した営業、さらには労働分配率を見極めること、この2つが要求を叶える生命線になってくる」と述べ、「我々、全自交労連は、『人は財産だ』と位置づけ、安心して長く働ける職場、魅力ある賃金・労働条件を構築する運動をさらに前進させる所存だが、皆様のご理解とご協力がなければ、要求の実現も『夢のまた夢』となる。引き続きのご協力をお願いする」と訴えました。

また、東京や兵庫の仲間が闘っている裁判闘争への、全国の仲間の支援に「心から感謝を申し上げたい」と語り、会場内で実施するあさひタクシー再建支援カンパへの協力を呼び掛けました。

共に未来へ

改選年に当たり「先人が目指した労働運動を、我々後進がしっかり引き継ぎ、全自交労連は持続可能な組織として、これからも日本のハイタク労働者の先頭に立って牽引していく」と語り、今大会での、未来に向けた運動方針の確立を期待。「ハイタク産業の明るい未来に向けて共に頑張りましょう」とあいさつを締めくくりました。

御来賓の皆さま

交運労協
小島哲 事務局次長
東京共同法律事務所
木下徹郎 弁護士
国民民主党
企業団体委員会
西岡義高 事務局長
神奈川県タクシー協会
伊藤宏 会長

多数の来賓が駆け付け、全自交第83回大会の開催を祝っていただきました。

交運労協の小島事務局次長は、ライドシェア新法阻止に向けあいさつ。「推進派のデマ宣伝に対抗するため、ファクトを集めた」として、交運労協が実施したアンケート調査の内容を紹介しました。

国民民主党の西岡衆議院議員は「国民民主党は与野党問わず協力できる党とは協力し、手取りを増やす政策を前に進めたい」とあいさつ。

木下弁護士(日本労働弁護団常任幹事)は、高市政権による労働法制の規制緩和に警鐘を鳴らし、ライドシェアの問題点を訴え、係争中の訴訟の状況を報告。「厳しい時代ではあるが、団結こそが労働者の力」と述べました。

伊藤会長「私も組合員でした」

神奈川県タクシー協会の伊藤会長は「今から約40年前、実は私も全自交の組合員でした」とまさかの告白。大学卒業後、都内のタクシー会社に勤務していた時代に、全自交の組合員として過ごした思い出を「よき上長、同輩に囲まれ、委員長や支部長にご指導いただき、私の人生の中で一番充実した幸せな日々でした」と振り返り、ライドシェア全面解禁阻止に向けた労使の共闘を呼び掛けました。

ご来賓の方々

【神奈川選出友好議員】
山崎 誠   衆議院議員
篠原 豪   衆議院議員
牧山 ひろえ 参議院議員
※すべて立憲民主党

こくみん共済COOP
大好 博巳 常務執行役員

労働金庫連合会
進藤 宏樹 営業推進企画部部長
※芳野会長、枝野議員、辻元議員は1面掲載

運動方針提案

運動方針や予算を提案する
野尻書記長

野尻書記長が2024年度活動報告を提案しました。報告の中で、東海ブロックと北信越ブロックの結成、広島地本の再建、万博ライドシェアへの抗議行動、神戸相互タクシー労働組合の争議を、特筆すべき出来事として言及しました。

運動方針案(前号で詳報)の提案では、「ライドシェア完全解禁を阻止すること、地方の公共交通を守ること、そして組合役員の高齢化が進む中で全自交運動を未来へつなぐために若い力・人材を入れていくことが大切だ」との考えを示しました。

また日本版ライドシェアについては、「なんでもかんでも緩和では、完全解禁と変わらない。終了基準を明確にさせる運動をしていく」と述べました。

労働条件の改善に向けては、「他産業に負けず物価高を上回る賃金、安定して生活できる賃金を目指していく」と提案しました。

2日目の大会まとめでは、「労働争議を抱える組合も多くある。引き続き一生懸命、闘っていきたい」との決意が示されました。

質疑・討論

安尾崇伯代議員
(兵庫地連)
加藤直人中央委員
(大阪地連)

活動報告の討論では、兵庫地連の安尾崇伯代議員が自身の不当解雇撤回闘争について現状を報告し、「私を信じて組合に残ってくれている仲間のためにも、金銭解決ではなく現職復帰を求めて闘う。それができるのは皆さんの支援のおかげ。毎日感謝しています」と述べました。

大阪地連の加藤直人中央委員は、討論の中で「万博ライドシェアとの闘いを通じて、全自交労連の行動力の重要性・必要性を痛感した。維新が連立入りするとなれば、さらに全自交の力が必要だ」と発言しました。

また運動方針案の討議では、アプリ配車手数料の乗務員負担を認めないという強い姿勢と、自動運転に対する切迫感をもった対応を求める意見が出されました。

大会百景

次回は札幌大会。
北海道地連へ大会旗を受け渡し
鳥羽紀行議長
(大阪地連)
小池啓之議長
(神奈川地連)
大会宣言
神奈川地連
田代英里さん
運営日程を提案する
掛川副委員長
役員案を提案する
松本副委員長
加藤直人書記
(秋田地連)
会計報告をする
水野副委員長
監査報告をする
成田会計監査
資格審査を報告する
下出副委員長

下出健雄資格審査委員長が次のように大会出席状況を報告し、両日とも大会構成員の3分の2以上の参加により大会の成立が確認されました。

【1日目】 役員定数38名中出席33名▽代議員定数83名中出席74名・委任6名▽中央委員定数55名中出席41名・委任14名▽ほか傍聴65名

【2日目】 役員定数38名中出席33名▽代議員定数83名中出席72名・委任5名▽中央委員定数55名中出席35名・委任18名▽ほか傍聴34名

新役員が決意

櫻井副委員長
須藤副委員長
野尻副委員長

溝上委員長、本田書記長をはじめとする新たな役員体制がスタート(1面参照)。壇上では、新任役員がそれぞれ、抱負と決意を述べました。

溝上泰央委員長は「少し若返った役員体制で、日本一のハイタク産別労組である全自交労連を牽引していきたい」と表明。

本田有書記長は「まだまだ若輩者、精進中の身です。人生の大先輩方のご意見を真摯に受け止め、重大な職責を担えるよう頑張っていきたい」と決意を述べました。

野尻雅人副委員長は「体調の問題もあり、元気に動き回れる新しい書記長にがんばっていただくことになった。事務所にはおりますから、いつでもご相談を」と笑顔で語りました。

常任中央執行委員から昇格した櫻井邦広副委員長は「尊敬してやまない北坂副委員長の後任としては力不足ですが精一杯がんばります」とあいさつしました。

新任の須藤正己副委員長は、「全産業平均を上回る賃金・労働条件を実現するため全国の皆さんと力を合わせ、全自交の先人の方々が築き上げた思いを未来へつ繋ぐべく頑張ります」と表明しました。

氏名 ブロック 地連本
中央執行委員長 溝上 泰央 関 東 東 京
副中央執行委員長 高橋  学 東 北 秋 田
副中央執行委員長 水野  潔 関 東 神奈川
副中央執行委員長 掛川 正一 関 東 東 京
副中央執行委員長 須藤 正己 関 東 東 京
副中央執行委員長 野尻 雅人 関 東 東 京
副中央執行委員長 下出 健雄 東 海 愛 知
副中央執行委員長 櫻井 邦広 関 西 京 都
書記長 本田  有 東 海 愛 知
書記次長 津田 光太郎 東 北 岩 手
常任中央執行委員 鈴木  久雄 北海道 北海道
常任中央執行委員 遠藤  栄二 東 北 山 形
常任中央執行委員 本田 明広 関 東 東 京
常任中央執行委員 西尾 喜久夫 東 海 静 岡
常任中央執行委員 石橋  剛 北信越 富 山
常任中央執行委員 橋口  学 関 西 大 阪
常任中央執行委員 遠藤 博志 中 国 広 島
常任中央執行委員 傍士 帯夫 四 国 高 知
常任中央執行委員 中村 満雄 九 州 長 崎
中央執行委員 今野  徹 東 北 岩 手
中央執行委員 星  元陽 関 東 東 京
中央執行委員 藤田 健一 関 東 東 京
中央執行委員 玉川  禎 関 東 東 京
中央執行委員 吉田 昌央 関 東 東 京
中央執行委員 堀田 貴彦 関 東 東 京
中央執行委員 矢野 裕明 関 東 東 京
中央執行委員 本木  弘 関 東 東 京
中央執行委員 林 三樹郎 関 東 東 京
中央執行委員 菊池 るみ 関 東 東 京
中央執行委員 佐藤 秀幸 関 東 神奈川
中央執行委員 岡里  忠 関 東 千 葉
中央執行委員 金野 健一 関 東 茨 城
中央執行委員 上田  学 東 海 愛 知
中央執行委員 岩田 昭彦 北信越 石 川
中央執行委員 板橋 一信 関 西 兵 庫
中央執行委員 宗像 正洋 九 州 熊 本
会計監査 鈴木 剛生 関 東 東 京
会計監査 成田 次雄 関 西 兵 庫

勇退の言葉

退任役員あいさつ。左から坂本中執、松本副委員長、市野中執、
北坂副委員長、大内蔵中執

今大会では副中央執行委員長の内田亨氏、松本和也氏、北坂隆生氏、常任中央執行委員の森茂氏、中央執行委員の大内蔵一也氏、坂本良介氏、市野晃司氏、会計監査の鵜沢克己氏が退任しました。

役員歴24年にわたる北坂副委員長は「これまで長い間、ありがとうございました」とあいさつ。出身の神戸相互タクシー労働組合が継続中の争議について「本当に全国の仲間の皆さんのご支援・ご協力を頂いている」と感謝し、「闘いは続く」と語って、今後も自らが先頭に立ち、闘い続ける覚悟を述べました。

松本副委員長は「一期でしたが、皆さまの労働運動に対する情熱に押され任期を全うできた」とあいさつ。

市野中執は「能登半島地震の際にはご支援を本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。

役員歴10年の坂本中執は「次の方々により一層の運動の継続を」と期待を述べ、大内蔵中執は「3期6年務め、様々な経験をさせていただいた」とあいさつしました。

支援カンパ

秋田・あさひタク自主経営で再建へ

あさひ労組の
進藤委員長

大会会場では、自主経営による職場再建を目指す、秋田地連・あさひ自動車労働組合への支援カンパが行われました。募金箱だけで22万1578円の善意が寄せられ、直接・当該労組へカンパを手渡す光景もありました。

進藤誠輝委員長は、突然会社が倒産し全員解雇を告げられた状況から、自主再建を決意し、約30名の仲間とともに奮闘している現状を説明。12月の開業を目指し「あと一歩。皆さん方のお力をお貸し下さい」と声をふるわせ語りました。

神奈川地連が主催歓迎レセプション

来賓とともに、乾杯!

大会前夜には、恒例の地元主催のレセプションが開かれました。会場となったホテル・ナビオス横浜には、全自交労連の役員と神奈川地連の仲間に加え、連合神奈川の林克己会長、神奈川県交運労協の菊本和仁議長、牧山ひろえ参議院議員ら多数の来賓が集結。

神奈川地連の佐藤秀幸書記長が司会を務め、水野潔委員長が全国の仲間を歓迎。懇親を深めました。

開会・歓迎あいさつ

歓迎の言葉を述べる水野副委員長

開催地を代表し、開会・歓迎あいさつを述べた水野潔副委員長(関東地連、神奈川地連委員長)は「北は北海道、南は九州からご参集いただきありがとうございます。ここ横浜は、近代的な街並みと、情緒あふれる素晴らしい景観で多くの見どころがあります。神奈川地連として皆さんのご期待に沿えるようお手伝いさせていただきます」と、心より全国の仲間を歓迎しました。

閉会 貢献に感謝

閉会の辞を語る
高橋副委員長

高橋学副委員長は閉会にあたり、四半世紀におよぶ北坂副委員長の貢献や、地方の課題に向き合ってきた野尻書記長の姿勢を賞賛し、東北地連を代表してあさひ自動車労組への支援に感謝しました。そして「地域の交通は我々が守り抜くという自覚を胸に一層がんばっていこう。今日集まった皆さんからしか運動は始まらない」と締めくくりました。

辻元議員が参院国交委員長に

参議院・国交委員会

10月21日より始まった臨時国会で、立憲民主党の辻元清美参議院議員(野党超党派・タクシー政策議員連盟会長)が、参議院国土交通委員会の委員長に就任しました。

辻元議員は20日、全自交大会で来賓あいさつした際に、「立法府の委員長は行政府の大臣と同格です。ハイタクを含め、バスや鉄道、あらゆる交通産業が人手不足、賃金が他の産業よりもまだ低いという状況にありますので、国交省とも一緒に、大臣がどなたになろうとも、皆さんの暮らしや産業を守っていくために、委員長の立場で努力をしていく」と述べました。

また現在の政局に言及し、「結局、自民党は変わらへんなと思います。解党的出直しと言って派閥解消と裏金議員の一掃をするはずが、結局、派閥を唯一維持してきた麻生派が権力を握り返し、裏金議員が復権。これが今の自民党が作ろうとしている政権の正体」と批判。

「労働者の政党を、労働者の政権をもう一回作り直すためには、次の衆議院選挙が正念場だ。今度こそ野党が結集して働く者の政権を作る。これを実現するためにも、どんなことがあっても、タクシー政策議員連盟は立憲、国民、無所属、がっちりスクラムを組める体制を崩さずに、頑張っていきます」とあいさつしました。

交運労協総会

多様性・包摂性を重視ライドシェア新法阻止

再選された池之谷潤議長を中心に新たな役員陣が、
交通運輸観光サービスで働く者の、連携・協働・共創を推進します。

陸・海・空の交通運輸観光サービス産業で働く60万人が集う交運労協(全日本交通運輸産業労働組合協議会)は、10月9日、東京の全日通霞が関ビルで第41回定期総会を開催しました。

あらゆる差別や分断と闘い、多様性・公平性・包摂性を大切にすることや、引き続きライドシェア新法阻止のために闘うことなどを定めた活動方針を確認しました。

役員改選では、13年間にわたり交運労協の〝頭脳〟の役割を果たしてきた慶島譲治事務局長(JR連合)が退任し、新事務局長に蒔田純司事務局次長(運輸労連)が昇格しました。

再選された池之谷潤議長(私鉄総連)は「我々は連携・協働・共創の下、持続的で魅力ある交通運輸観光サービスを築くため、交運労協団結して頑張ろう」と呼び掛け、参加者全員が「頑張ろう」と声を合わせました。

蒔田・新事務局長

最後の"慶島節"

我々の手で「誰も排除しない社会」を

慶島・前事務局長

交運労協で長年ハイタク部会を担当し、ライドシェア阻止闘争にも大きな力を発揮した慶島譲治事務局長が、このたび退任されました。慶島氏は、労働運動家として半生を歩み、最後に後輩たちへ次のような思いを託しました。

「公共交通の『公共』とは何か。それは『誰でも移動サービスを享受できる』ということであり、門地や国籍を問わず、利用者が不当な差別や不利益な扱いを受けることがないということだ。公共交通は、誰一人としてこの社会から排除せず、孤立させず、みんなを包摂していく機能を持っている。それが懐の広い社会、平和な社会をつくる基礎になる。こうした価値を担えるのが、我々交通運輸観光サービスで働く仲間たちだ。

交運労協は、色々な方がいて、懐の広い組織であることが魅力だ。ぜひ皆さんには、これからも多様性・包摂性という、労働組合にとっていちばん大事な価値を大切にし続けてほしい。」

2025年 秋闘方針(要旨)

全自交労連は10月19日の第7回中央執行委員会で、次の通り、2025年の秋季年末闘争方針を決定しました。

【雇用・労働条件改善の取り組み】

  • (1)賃金・一時金・退職金等の改善を求める。運賃改定時の賃率変更提案は、改定後の実績を検証し経営状況を開示させた上で、労働分配率が悪化せぬよう、春闘で交渉する。少なくとも労働条件改善につながる代案を引き出す。迎車料金にも適正配分を強く求める。
  • (2)一時金の確保・増額。
  • (3)法令違反根絶と長時間労働の改善。
  • (4)職場施設の改善。
  • (5)健康診断の充実や福利厚生の拡充。
  • (6)カスタマーハラスメントの抑止・根絶に向けた対策と乗務員へのケア。
  • (7)最低賃金の厳守。
  • (8)運転者負担等の見直し。
  • (9)65歳以上の定年制と、安定雇用。
  • (10)同一労働・同一賃金。
  • (11)社会保険の適用拡大への対応。
  • (12)年次有給休暇の取得促進。
  • (13)特定技能制度の拡充による外国人労働者の受け入れについての環境整備や、組合員化に向けた取り組み。

【政策課題への取り組み】

  • (1)ライドシェア完全解禁阻止
  • (2)さらなる運賃改定や迎車料金の設定・増額、冬季割増料金の導入
  • (3)日本版ライドシェアの終了条件明確化と早期終了
  • (4)公的支援の拡充

【闘いの進め方】

11月中旬までに要求書を提出し、12月上旬の解決を目指して交渉。妥結状況等を全自交労連に報告する。

最優秀賞「全自交関西」

第53回全自交機関紙コンクール

表彰状を受け取る日交労の
黒木守教宣部長(左)
表彰状を受け取る関西地連
の成田次雄書記長(左)

大会会場では、第53回機関紙コンクールの表彰が行われました。昨年は外部審査員不在のため、順位を付けない形での開催となりましたが、今年は新たな外部審査員を選定。全国から応募した25紙の機関紙を、企画の内容、わかりやすさ、読みやすさなどの項目に沿って客観的な評価で審査しました。

特別賞に日交労働組合本部の発行する「いしずえ」、最優秀賞に全自交関西地連の発行する「全自交関西」が選ばれ、壇上で掛川正一副中央執行委員長が代表者に表彰状と記念品を授与しました。

機関紙コンクール結果

賞名 紙名 発行団体
☆特別賞 『いしずえ』 東京・日交労働組合
☆最優秀賞 『全自交関西』 全自交関西地方連合会
☆優秀賞 『みたか』 東京・日交労働組合三鷹支部
『中 央』 東京・日交労働組合中央支部
☆佳作 『千 住』 東京・日交労働組合千住支部
『いたばしの風』 東京・日交労働組合板橋支部
『全自交関西電子版』 全自交関西地方連合会
『湾岸新木場』 東京・日交労働組合湾岸支部
『全自交東京』 全自交東京地方連合会
『赤羽G.com』 東京・日交労働組合赤羽支部
『友和ニュース』 大阪・ナショナルタクシー労働組合
『帝労ニュース』 東京・帝都自動車交通労働組合
☆敢闘賞 『やくしん』 東京・大日本労働組合
『機関紙ぎんざ』 東京・日交労働組合銀座支部
『躍 進』 東京・東洋交通労働組合
『友 報』 神奈川・神奈川都市交通労働組合
『あかさか』 東京・日交労働組合赤坂支部
『羅針盤』 東京・日交労働組合八潮支部
☆努力賞 『つばめ』 神奈川・国際自動車横浜労働組合
『全相労ニュース』 大阪・全相互タクシー労働組合
『おおみや』 埼玉・日交労働組合大宮支部
『素敵な選タクシー』 大阪・朝日自動車労働組合
『全自交いしかわ』 全自交石川ハイタク連合会
『労報 火打ち石』 大阪・大阪トンボ交通労働組合
『帝労渋谷ニュース』 東京・帝都自動車交通労働組合
渋谷支部

岩手県知事に要望

左から二人目が森委員長、同三人目が達増知事

岩手県交運労協は、9月22日、達増拓也知事への要請行動を実施。県交運の副議長を務める全自交岩手地方本部の森茂委員長らが、県庁を訪問しました。

森副議長は、昨年2月の岩手中央タクシー破産、今年7月の平和タクシー破産などの厳しい情勢に触れ「運賃改定があっても、まだ3割の企業が赤字の見込みだ。タクシー事業者への支援を継続・拡充してほしい」と要望。達増知事も「支援の継続を考えたい」と応じました。 

安易なライドシェア導入に反対する意見も伝えました。

全米交通労組が来日

無人化への対応討論

全米交通労組のコスター委員長(右から二人目)

北米のバスや鉄道の労働組合「全米交通労働組合」が来日し、10月6日、東京で無人化・自動運転への対応に関し、意見を交換しました。ITF(国際運輸労連)を通じた取り組みで、日本側は交運労協の池之谷潤議長を筆頭に交通運輸系労組が対応しました。

全米交通労組のジョン・コスター国際委員長はアメリカやカナダでも鉄道バスの自動化が進みつつある状況を述べ、雇用と賃金を守る為に自動化に反対する意向を語りました。

一方、日本側は深刻な人材不足により、自動化に全面的に反対できない事情があることも説明。全自交労連の津田光太郎書記次長は「安全を守るのは最後は人だ。全自交は将来的に自動化が進んでも雇用と賃金を守り、生涯職業の魅力を守るための方針を確立する予定だ」と述べました。


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