全自交東北地方連合会は3月23日、山形県米沢市の「アクティー米沢」で2025春闘・政策セミナーを開催しました。高橋学委員長は「政策闘争を真剣にやっていこう。今こそタクシーが重要な社会インフラであると訴える時だ。乗務員不足がこれほど深刻になったことはない。『国家政策として公共交通を守る』ため現場から声を上げよう」と述べました。
各単組が春闘交渉に突入している中、東北全県でいまだ無料の迎車料金(迎車回送料金)や、時間や車種の予約料金の実現に向けた運動の強化が重要なテーマとなりました。価格転嫁によって大幅な賃金改善を実現するため、東北地連全体の統一要求として事業者や協会に迎車・予約料金の設定を求めていく方向性が確認されました。
講師としてお招きした東北運輸局旅客二課の関澤真課長は、タクシーの運賃・料金の種類と仕組み、値上げに必要な手続きなどを丁寧に解説し、「迎車回送料金は東北ではまだ1社も導入されていませんが、他の運輸局管内では多くの会社が導入しています」と述べ、札幌や福岡における最近の導入事例も紹介しました。
全自交本部の津田光太郎書記次長も春闘について講演し、全国での迎車・予約料金の具体例を「札幌では迎車200円に時間予約800円で合計1000円。京都ではあのMKタクシーですら、予約料金を始めた」と紹介。事業者へ価格転嫁を要求し、同時に春闘で労働分配率を改悪させない合意を結ぶことの重要性を強調しました。
山形県選挙区のはがみちや参議院議員(無所属)が来賓参加し、営業区域の統合に向けた働きかけなど、国政での実績を報告しました。