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ハイタク2万8000円要求を確認

価格転嫁と公的支援で賃上げを実現しよう!

全自交労連は1月28日、東京の全日通霞が関ビルで第103回中央委員会を開き、2025春闘の方針案(2024年12月付・1255号に掲載)を審議・承認しました。

これまで全自交労連は月間原資1万円を柱とする賃金要求を掲げてきましたが、タクシーと(歩合給中心の)ハイヤーにおいて月額8%・2万8000円の賃上げ要求を掲げ、2025春闘を闘います。その実現に向け、価格転嫁(運賃改定や迎車料金)と公的支援の獲得を強く求めていきます。固定給中心のハイヤーでは6%・21000円、自教では月額1万8000円+年間一時金100万円以上を要求します。

野尻雅人書記長は、要求額を大幅に増額した根拠について、止まらない物価高騰、他産業での大幅な賃上げ、そして最低賃金1500円時代の到来を挙げ「こんな高額の要求は相手にされないとも考えたが、これをやらないと最賃に抵触する。これを実現しなくては、われわれの産業に新しい人は入ってこない。連合も中小の要求は6%・1万8000円以上になっている。他産業に追い付き追い越すために決して高い要求ではない」と述べ、経営者に価格転嫁を迫るためにも「全ての職場で要求書の提出を」と強く呼び掛けました。

中央委員36名、役員31名、傍聴51名が出席。議長は東京地連の林三樹郎中央委員が務め、国土交通省の小林太郎大臣官房審議官の講演も行われました。

不当解雇は全自交への挑戦状

兵庫地連・神戸相互タクシー労組は、1年以上にわたり組合潰しを目的とした不当労働行為や名誉毀損などの攻撃に対し、怯まずに闘い続けています。しかし会社側は、中心的な役割を担ってきた安尾崇伯副委員長に対し、昨年12月15日、懲戒解雇という暴挙に出たのです。

第103回中央委員会では、安尾氏自身が登壇し、この間の経緯を報告。溝上泰央中央執行委員長は「この問題は『全自交労連に加盟するすべての組織への挑戦状だ』と受け取め、できる限りの支援をしていくことをここに宣言したい」と強い意思を示しました。

安尾氏は自らが最も辛い立場にありながら「組合員の皆の動揺を懸命に押さえ、これ以上の組合員を減少させない努力を単組一丸でしている」と報告。

2月には、地位保全と損害賠償の訴訟を起こす予定ですが、懲戒解雇の場合は失業保険の給付も遅く生活は大変です。安尾氏は「9歳、7歳、1歳の3人の子供を抱えて生活をしなければならず、恐る恐る専業主婦の妻に相談しましたら、妻は一連の会社の行為に私以上に憤っておりまして、『自分が仕事を探して働きに出るから、勝つまでしっかりやれ』と言ってくれました。その言葉に奮い立ちました」と目をうるませながら、組合役員として闘い続ける覚悟を述べました。

会場では抗議署名と支援カンパも実施。閉会時に、北坂隆生副中央執行委員長(神戸相互労組執行委員長)が、44万9740円もの支援カンパが寄せられたことを報告し、深い感謝と決意を述べました。

森屋議員 ドライバーの思いを背に

来年7月の参議院選挙で改選を迎える立憲民主党の森屋隆議員(私鉄総連組織内)は2月3日、都内で政策実現集会を開催。西東京バスの運転士だった森屋議員は「自分の力は現場。現場の皆さんの声だ」と声をふるわせ、交通運輸労働者の待遇向上へ強い思いを述べました。

全自交労連は、森屋議員の推薦を決定しています。全自交・溝上委員長は「森屋さんがいなければ日本には白タク・ライドシェアがはびこっていた」と感謝しました。

青ナンバー

意図的にルールを破ったり、ルールの隙間を突くものに勝ち逃げさせてはならない。兵庫県知事選挙をめぐる経緯を見て痛切に感じる。
舞台は同じ兵庫県、私たちの仲間である神戸相互タクシー労働組合でも、まさにルール無用の攻撃が繰り返されている。
例えば、営業所の所長が委員長になって第二組合をつくり、地位を利用して無理やり組合員を移籍させた。
例えば、組合役員に事実無根の誹謗中傷をし、会社の役員が名誉棄損罪で刑事罰を受けた。
例えば、不当労働行為と闘ってきた副委員長の営業車のドラレコ映像を1カ月以上監視し、言いがかりをつけていきなり懲戒解雇にした。
これは全て、明々白々の不当労働行為であり、司法や労働委員会が常識的な判断を下せば労働側が負けることは考えがたい
しかし、会社の狙いは長く争いを続ける間に組合を弱体化させることだろう。組合を潰して賃下げをすれば、多少の罰金や損害賠償を払ったところで痛くもかゆくもないのだから。
我々の社会は、このような悪党どもの勝ち逃げを許していいのか。断じて否である。今こそ団結の力で、歯を食いしばって闘う時だ。

溝上委員長あいさつ

溝上泰央・中央執行委員長はあいさつで、「今年は戦後80年、阪神淡路大震災から30年。平和を願い、自然災害に被災することのない穏やかな年であってほしい」、「我々も、しっかりと努力を重ね、移動だけではなく、お客様のニーズにそった付加価値を提供できるスキルを身に付け、自動運転が来てもタクシードライバーという仕事が脅かされることのないように、そしてライドシェア問題にしっかりピリオドを打ちハイタク産業を安定させる年にしたい」と1年の抱負を示しました。

神戸相互タクシー労働組合の安尾副委員長が懲戒解雇されたことに対し、「全自交労連に加盟するすべての組織への挑戦状だ」と激怒し、解決までの長期的支援を呼び掛けました。

またライドシェア阻止のための政治の重要性を強調。「森屋隆参議院議員は、西東京バスの乗務員から私鉄総連の役員、交運労協の役員を経て国会議員になりました。現在も我々の野党・タクシー政策議員連盟の事務局長として、公共交通の未来を憂いて、ライドシェア問題にも本当にしっかりと働いていただきました」と紹介しました。

質疑・答弁

野尻雅人書記長による春闘方針提案の後、質疑・討論が行われました。

大阪地連の加藤直人氏は万博を口実とした日本版ライドシェアの大阪府全域・24時間運行について、ハイタクフォーラムの国交省要請(3面に記事)に続き、関西でも抗議行動を行う考えを表明しました。

愛知地連の加藤勇作氏は、春闘に合わせて組織拡大に取り組む方針に賛同し、労働組合の有無などが分かるリストの作成を提案しました。

青森地連の江良實氏は、日本労働弁護団が「日本版ライドシェアの急速な拡大に反対する緊急声明」を発出したことを踏まえ、「全てのライドシェアに反対の声を上げてほしい」と見解を問いました。

全ての質疑に野尻書記長が答弁し、江良氏の問いに対しては「二種免許は重要であり、基本は反対だ。全てのライドシェアをやらなくて済むならそれが一番良い。ただし公共ライドシェア(自家用有償旅客運送)は交通空白地域をなくすための方策であり、できる限りは協力しなければならない。なんでもかんでも反対していると、かえってタクシー以外のものに滅茶苦茶にされてしまう」と理解を求めました。一方で「大阪の24時間運行には強い危機感をもっている」と述べ行き過ぎた運用を正していく方針を述べました。

運賃改定、RS、自動運転

国土交通省 小林審議官が講演

中央委員会の議事終了後、国土交通省の小林正樹大臣官房審議官をお招きし、ライドシェアをめぐる情勢や運賃改定と迎車料金の制度、また自動運転の今後について講演を受けました。物流・自動車局旅客課の大山聡係長にも、運賃制度に関する詳細な質問等に答えていただきました。

小林審議官は日本版ライドシェアや公共ライドシェアの導入が拡大している状況を説明。運賃・料金制度については昨年12月に審査開始の要件を7割から5割に緩和し、また運賃ブロックを統合するなど、適切なタイミングでの改定が可能となるよう制度の見直しを進めていることを報告。さらに現在、タクシーと日本版ライドシェアのダイナミックプライシングに関する検討会で、繁忙時間に運賃や料金を上げられる仕組み等が議論されていると説明しました。

また日本でも自動運転タクシーの実装に向けた検討が始まっていることを紹介。その中で配車に関わるプラットフォーマーに対し、道路運送法の観点で新たな規律をつくる検討も行われていると述べました。

質疑応答では、大阪地連の加藤直人氏は運賃改定の審査において、もっと人件費を高く算定できるよう要望し、万博期間中の日本版ライドシェアについて「24時間運行が本当に必要なのか大いに疑問」と質しました。岩手地本の森茂氏は「タクシー事業者の中に、『全て一種免許でやらせろ』という考えが出ている」として日本版ライドシェア制度終了の目途をつけるように求めました。青森地連の江良實氏はタクシーの冬期割増運賃の検討を求めるとともに、自動運転に関し青森のような豪雪地域でも認可するのかと疑念を呈しました。

小林審議官は、「全て一種免許にというような考えは全くありません」と回答し、万博期間中の運行に関し「必要以上にやることはない」と答えました。運賃改定時の人件費に関しては「検討したい」と述べました。

2025年春戦 標語

今こそ賃上げ!労働者の暮らしと業界の未来を繋げよう

東京地連・日交労働組合中央支部教宣部

怯むな、進め 頼るな、勝ち獲れ 誠実な勤務に正当な報酬

神奈川地連・神奈川都市交通労働組合青葉支部

良い職場には人が集まる 賃金アップ勝ち取るぞ!

東京地連・帝都自動車交通労働組合

安さより、命を守るサービスを

東京地連・日交労働組合中央支部 教宣部

他産業を上回る賃金の実現へ 2025春闘絶対勝利!

東京地連・日交労働組合千住支部 大瀧恵吾さん

勝ち取る春闘 物価に見合った賃金を

東京地連・帝都自動車交通労働組合

RSには出来ない 安全と安心の二刀流

東京地連・日交労働組合三鷹支部 仲尾修一さん

安易な規制緩和が 労働者の生活を破壊する!

東京地連・帝都自動車交通労働組合

公共交通の一翼を担うに相応しい労働賃金を!

東京地連・帝都自動車交通労働組合

誰もが働きやすいハイタクに カスハラ絶対撲滅しよう

東京地連・日交労働組合千住支部 大瀧恵吾さん

※組合員の皆さまから寄せられた156作品の中から10作品を選考しました。1月27日に開催された労連本部の第2回中央執行委員会において、各受賞者・各受賞団体に、3千円分のクオカードをお渡ししています。

春闘アピール2025

本日、我々は第103回中央委員会を開き、これまでの水準を圧倒的に上回る大幅な賃上げを要求する春闘方針を決定した。

物価も賃金も上がらない時代は過去となり、恐ろしいまでの物価上昇の中、我々の生活は危機にさらされている。その一方、他産業では中小企業も含めて大幅な賃上げが実現し、最低賃金も5年以内に1500円の水準へと上がる見通しだ。ハイヤー・タクシー・自動車教習所の産業だけが、時代の流れに取り残されるわけにはいかない。

多くの産業が人材不足に苦しむ中、賃金と労働条件による人材獲得競争は激しさを増している。今春闘における賃上げは、我々労働者にとって自らの生活と公共交通の担い手としての誇りを守り抜く闘いである。同時に、経営者にとっても会社と産業の未来を守るため、賃上げは避けては通れない義務にほかならない。

他産業に負けない魅力的な賃金と働きやすい労働環境を実現するためには、価格転嫁が絶対に必要だ。経営者に対し一刻も早い運賃改定と迎車料金の引き上げ、教習料金の値上げを求める。そして価格転嫁による増収分は最優先で賃金に配分されなければならない。我々は労働分配率の改悪を認めない。ましてや最賃法違反や不当労働行為を行う悪質な経営者は決して許さず、闘い抜く。

一方、タクシーが地域公共交通である以上、採算性が取れないからと単純に撤退することはできない。国や自治体の責任によって、タクシー産業と労働者を守るための支援が必要であり、値上げの負担に耐えられない利用者に対する公的な支援も必要だ。

自らの利益のために、安全破壊・雇用破壊の「ライドシェア新法」を目指してきた勢力は、衆議院選挙での我々の勝利によって、一時退却したように見えるが、決して諦めてはいない。今夏の参院選でも勝利し、今度こそライドシェアとの長い闘いにピリオドを打とう。そして「タクシーの補完」として、やむなく実施された日本版ライドシェアについても早期の制度終了を目指して闘う。大阪での府内全域24時間運行は本来の日本版ライドシェアの趣旨を完全に逸脱した行為であり、決して認められない。

2025春闘は、ハイタク産業を未来に繋ぐための分岐点となる闘いである。なんとしても大幅な賃金・労働条件の向上を勝ち取らなくてはならない。我々は、全自交の旗の下で団結を強化し、闘い抜くことをここに宣言する。

2025年1月28日
全自交労連第103回中央委員会

【日本版RS】大阪の24時間運行反対

大阪・関西万博の開催にあわせ、日本版ライドシェアの大阪府内全域・24時間運行が計画されています(1月1日付1256号4面に記事)。

日本版ライドシェアは、あくまでもタクシーの補完として、地域や時間、曜日、台数を限定して運行する制度ですが、約半年にわたる万博の開催期間中、府内全域で24時間の運用は本来の趣旨を完全に逸脱しています。

メルカリ等の出資を受けて大阪のタクシー会社を買収し、日本版ライドシェアに参入している「newmo」社は、「万博を動かすライドシェアドライバー大募集 合計1億円あげちゃうキャンペーン」を展開。500人の募集に8000人が応募したとの報道もあり、日本版ライドシェアの規制がなし崩しになっていくことが強く懸念されます。

ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会)

は、昨年12月27日、国土交通大臣宛の緊急要請を文書で送付し、明けた1月10日、国交省を訪問してハイタク労働者の意見を伝えました。

要請では①大阪府内全域では既に夜間は供給過剰の状態であり、日本版ライドシェアの24時間運行を見直し、タクシーの補完として需要状況等を随時確認しながら許認可を決定すること②日本版ライドシェアの運用を、事務連絡等で無制限に拡大している方針について、厳格な取り扱いに軌道修正すること③日本版ライドシェアの終了基準を直ちに定めること、の3点を求めました。

溝上泰央代表幹事は「大阪では『なにわモデル』(タクシーの区域外営業を可能とする制度)を実施しようとしている中で、24時間府内全域の運行を認めることは、タクシー事業者と労働者の努力を無にすることだ。本当に憤慨している」、「大阪の24時間運行は撤回していただきたい。撤回がどうしても難しいのであれば、終わらせ方をきちっと示していただきたい」と国交省にせまりました。

国交省物流・自動車局旅客課の重田裕彦課長は、こちらの懸念に理解を示した上で、運行台数については、需給状況を見ながら国交省で判断していくと回答しました。

全国で1467台の増車枠

全国62カ所のタクシー準特定地域で、1467台もの増車枠が認められることになってしまいました。

かつてタクシー規制緩和により車両数が急増し、乗務員の賃金は激減しました。その反省を受け、需給調整を盛り込んだ改正タクシー適正化・活性化特別措置法が作られ、特定地域・準特定地域では増車や新規参入が制限されてきたのがこれまでの歴史です。

しかし国土交通省は昨年末、準特定地域であっても全体の稼働率が低い場合は、平均より稼働率が高いタクシー会社に1年限定の暫定増車を認める方針を打ち出したのです。

交通空白の解消に向け、本来の主役であるタクシーの稼働台数を増やすことが国交省の狙いですが、恒久的な増車につながっては特措法の意味が失われてしまいます。

全自交労連は、1月8日付で暫定増車に反対する意見書を国交省に提出。「稼働の高い会社に増車を認めるなら、稼働の低い会社には減車を」、「増車に際し、タクシー乗務員の賃金への影響を考慮しないことは、改正特措法の附帯決議に反する」と伝えました。

しかし、1月末には各運輸局が公示を出し、計62地域・1497台の増車枠が設定されてしまいました。大半の地域は数台ですが、東京特別区・武三743台、福岡78台、北九州78台、大阪市域63台など大規模増車が認められた地域もあります。

増車の認可基準において、「令和2年以降の運賃改定後に、タクシー運転者の賃金を増額する措置が講じられていること」という条件が付されたことは不幸中の幸いでしたが、増車については今後も慎重な判断が求められます。

全自交労連は次の参議院選挙で以下2名の推薦を決定

徳島県神山町 タクシー等運賃85%を町が負担

8千万円で効果大 交運労協が視察

交運労協ハイタク部会(部会長=溝上泰央全自交労連中央執行委員長)は、12月18日、徳島県神山町を訪問し、町民を対象としたタクシー・自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)の運賃の85%補助の取り組みを視察しました。住民の利便向上と地域交通の存続の両立を目指す同町の取り組みには、ハイタク労働者の立場からも歓迎する声が相次ぎ、多くの質疑・意見交換を行いました。

町営バスから移行

神山町は、徳島県の中でも、山間部に位置し、最盛期に2万人超だった人口は、現在は4735人に減少。この人口減少に歯止めをかけるべく2023年4月から同町が実施した取り組みが「まちのくるまLet's」という仕組みです。タクシーや自家用有償を町民が利用する場合、8000円までの運賃の85%を町が負担し、住民の負担を15%に抑える取り組みです。町が独自に作成したアプリから配車を予約するデマンド方式で、町民はマイナンバーカードで認証。自家用有償の利用は町内限定ですが、タクシーなら町内から町外、町外から町内への移動時にも85%の助成を使うことができます。

また自家用有償の車両6台は町が購入し、運行管理や車両管理を町内のタクシー会社3社に委託。タクシー会社の経営維持をしっかりと考え抜いた仕組みになっています。

町は、1972年から2023年まで約半世紀にわたり、町内のタクシー会社に委託して町営バスを運行してきました。しかしバス停が遠いことなどから利用は低迷。また70歳以上の町民を対象にタクシー運賃の半額助成も行ってきましたが、年金生活者には負担が重いことも課題でした。

そこで町営バスや高齢者へのタクシー助成を廃止し、新たに導入したのが「まちのくるまLet's」です。わずか15%の自己負担とドアツードアの利便性が好評で、年間利用件数は町営バス等の1・8倍に増え、1万6214回となりました。

金額以上の効果

85%の運賃助成の費用として、町は2023年度の決算で町営バス等の運行経費の2・5倍に当たる年間約8000万円を一般財源から支出しました。決して小さくない支出ですが、神山町では単純な費用ではなく、その効果(移動手段の確保による住民の利便)を重視し、今後もこの取り組みを継続する意向です。

町では、60歳以上の家庭に無償でタブレットを貸与し、使い方のサポートも実施しているため、免許を返納した高齢住民もアプリ配車を活用。さらには町が誘致した全寮制の高専で学ぶ生徒が、徳島市内に遊びに行く際の足としても利用されています。

全自交静岡ハイタク連合会

御殿場市議と交通政策で検討

全自交静岡ハイタク連合会は交通空白地・移動困難地域対策における地方自治体、事業者、労働者それぞれの役割や課題への対応についての意見交換会を12月25日、御殿場市役所庁舎内会議室において開催しました。意見交換会には関係議員や行政担当者ら約30名が参加し、全自交からは静岡ハイタク連合会の西尾喜久夫事務局長と、本部の本田有書記次長が参加。

はじめに『地域公共交通の現状と課題及び今後の対策について』と題し本田書記次長が講演し=写真、その後意見交換が行われました。

参加した議員からは「様々なライドシェアという言葉が入り乱れ、違いが分からなかったが、講演での説明で理解が出来た」、「市内のタクシー事業者に相談してきたが、運転者不足で対応は困難とのことだった」、「地域公共交通会議が議事を消化するだけの事務的な会議になってしまい、議論ができていない」、「対策を考えるのであれば何よりも安全性の重視が重要だと良くわかった」など、現状の課題等や感想について様々な意見や質問が出ました。

本田書記次長は「タクシーはれっきとした公共交通であり社会インフラです。その持続性について民間であるタクシー事業者に依存しすぎるのは危険な事です。公共交通と言うのであれば、もっと行政が安全な輸送サービスの持続的な提供について考えるべき」と答え、西尾事務局長も「タクシー運転者たちはコロナ禍において感染リスクを抱えながらも濃厚接触者等の輸送を担ってきました。公共交通従事者としての自負があるからです。ライドシェアドライバーにそれを求めることは出来ないはず。交通弱者といわれる住民の輸送ができるのはタクシーだからこそ」とこれまでタクシーが果たしてきた役割を訴えました。

岩手地本 春闘セミナー

全自交岩手地方本部は2月2日、盛岡市のエスポワール岩手で、春闘セミナーと旗開きを開催。森茂委員長は労働組合が会社と対等に闘うためにスト権を確立してきた歴史を述べ「労働者の100%の力の結集を」と呼び掛けました。全自交本部の津田光太郎書記次長が講演し、東北全県で迎車料金が無料の実態を踏まえ、価格転嫁の必要性を強調。また東北地連の高橋学委員長がライドシェアと地域公共交通に関し講演しました。

旗開きには連合岩手の伊藤裕一会長や横沢高徳参議院議員ら多数の来賓が参加しました。


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