全国自動車交通労働組合連合会はハイタク産業に従事する労働者で構成する労働組合の連合体です。本ホームページは、どなたでも自由に全てご覧いただけます。


ホーム > ニュース > 2024年10月28日掲載

第82回定期大会

他産業を上回る賃金の実現!

全自交労連は10月15、16日の両日、神戸産業振興センター・ハーバーホールにて第82回定期大会を開催し全国から200人以上が集結。ライドシェア新法阻止、他産業を上回る賃金の実現でハイタク・自教で働く仲間を増やすことを柱とする新たな運動方針を確立しました。

溝上泰央・中央執行委員長はライドシェア完全解禁によってハイタク産業は2002年の規制緩和を上回る崩壊の危機にさらされるとし、「我々が支持する立憲民主党による政権交代、これを実現することが、崩壊を阻止する最大の防護策である」と訴えました。

開催地となった兵庫地連と関西地連の皆さまの献身により、大会は成功裏に幕を閉じ、最後に「公共交通を我々の手で守るため、ライドシェア新法制定阻止に向けて、全自交労連団結してガンバロウ」の掛け声の下、参加者全員が明日からの闘いに向け決意を固めました。

大会では2024年度の運動方針(前号記載)と、23年度活動報告、23年度会計報告と24年度予算の全てが承認されました。

役員改選年ではありませんが、副中央執行委員長が井上修氏(愛知)から下出健雄氏(愛知)に交代するなど一部役員の変更も確認されました。

また今大会では規約改正も実施。従来の中部ブロックを東海ブロックと北信越ブロックに分割するなどの規約改正案と、選挙規則の新設案が審議され、ともに代議員による無記名投票によって承認されました。

第50回衆議院議員選挙

全国の奮闘に感謝

全国の全自交の仲間の皆さま、第50回衆議院選挙での奮闘、誠にお疲れ様でした。

全国各地で必死に選挙戦を闘っていただいたことで、全自交の支持する立憲民主党は50議席増の148議席へと躍進し、一気に政権交代への道が開きました。皆様の奮闘に心より敬意を表し感謝いたします。

さらに立憲民主党を支援し政権交代を成し遂げ、働く者の声を大事にする政治の実現、ライドシェア新法阻止を達成しなくてはなりません。

自民党総裁選では「ライドシェア完全解禁」を公約に掲げた小泉進次郎氏らは落選しましたが、解禁論の黒幕である菅義偉前首相は副総裁となって石破体制でも影響力を維持しており、河野太郎氏に代わるデジタル・規制改革担当大臣には小泉ライドシェア勉強会の立ち上げメンバーの一人である平将明氏が就任しています。

立憲民主党の森屋隆参議院議員は全自交大会で「ライドシェア問題にピリオドを打つ」と力強く宣言しましたが、まさに政権交代だけがライドシェア問題の根本的解決策であり、働く者の未来を変える唯一の手段なのです。

来年の7月には参議院選挙が予定されています。全自交の推薦する森屋隆・岸真紀子両参議員にとって重要な闘いとなります。

溝上委員長あいさつ

政権交代こそ最大の防護策

溝上泰央中央執行委員長があいさつし、衆議院選挙での政権交代を強く訴えました。

「石破新総理は、能登半島の復旧復興を本当に最優先で考えなきゃいけない時に、総選挙を優先しました。操り人形のごとき石破氏の言動を聞けば『やはり自民党では変わることができない』」と、政権与党を厳しく批判した一方で、立憲民主党の野田佳彦新代表と会話を交わしたエピソードを紹介。「2012年の野田内閣解散がなければ、『タクシー事業法』が成立していたかもしれないというお話をさせていただきましたが、これは批判や泣き言ではありません。今、ライドシェアという大きな問題が降りかかっているタイミングで野田代表が誕生したことは、まさに運命的。我々の手でもう一度、野田内閣を誕生させて、リベンジしていただくことをお願いしてきました」と述べました。

そして「解禁派は、やっきになって来年の通常国会でライドシェア新法案の提出を目指し、着々と水面下で動いています。この選挙結果が、ライドシェア新法の成立に大きな影響を与えることは間違いありません。我々が支持する立憲民主党による政権交代を実現することが、『2002年の規制緩和を超えるタクシー事業の崩壊』を阻止する最大の防護策であります」と強調し、政権交代に向け「組合員全体でより一層の取り組み」を求めました。

さらに来年の参議院選挙に向け「森屋隆さんのような、本当に我々のために仕事をしてくれる議員を絶対に落とすわけにはいかない」と強調。また「ライドシェア新法阻止のため、交運労協60万の仲間が取り組んでいただけることとなり、非常に心強い」と感謝し、各地連本に、先頭に立って交運労協の運動に参画するよう呼び掛けました。

全自交労連の運営に関し「緊縮財政と、可能な地連本において今回登録率を上げていただいたことにより、来期の予算案を提案できることとなりました。全自交労連が持続可能な全国組織として、これからも日本のハイタク労働者を牽引していけるよう特段のご理解とご協力をお願いします」と述べました。

大会開催に向けた兵庫地連と関西地連の仲間の尽力に深く感謝し、能登半島地震や世界各地の紛争の犠牲者・被災者への思いを語り、引き続き平和運動に参画していく強い意思を示しました。

神戸相互争議支援 参加者がカンパ

不当労働行為と闘う神戸相互タクシー労働組合(北坂隆生委員長)の仲間を支援するため、会場にはカンパ箱が設置され溝上委員長も協力を要請。大会参加者から15万8332円のカンパが寄せられました。

運動方針・予算提案

野尻雅人書記長が2023年度の活動を報告するとともに、24年度の運動方針案・予算案を提起しました。

野尻書記長は運動方針の提案において、ライドシェア新法阻止と同時に、「二種免許がなければ本来の安全・安心は保てないと主張していく。『日本型ライドシェアをずっとやりたい』という経営者の言葉はふざけた話だ。タクシーが充足すればただちにやめていただく」と述べました。

予算提案では、緊縮財政下においても運動に関わる予算は、前年と同額を維持したことを説明し、財政再建への理解・協力を願いました。

大会まとめ報告では、ライドシェア新法阻止に向け「交運労協や個人タクシー団体等とも連携して運動を展開している地域もある」とし「ハイタクの最大産別として地域の運動を牽引してほしい」と呼び掛けています。

質問・意見

平野稔代議員(兵庫地連)は神戸相互タクシー労組書記次長として、争議について報告。「不当労働行為を繰り返す会社に多数の抗議文を送り、またカンパへの協力を多数頂いたことは、大きな力となっています。諦めることなく団結し闘い抜く所存です」と表明し、会場は激励の拍手で包まれました。

加藤直人中央委員は大阪地連書記長として、朝日自動車労組の争議解決と支援に感謝を表明。また規約改正に関する文言に誤解を招きかねない箇所があると指摘。「役員」は中央委員会で決議権を持たないことを明確化するよう求めました。

全自交労連本部は、2日目の開会前に臨時の中央執行委員会を開き、対応を協議。改正の提案は原文通りとしつつ、加藤氏の指摘も含めて規約の記載内容を再チェックしていく方針を決め、答弁しました。

規約改正

第82回大会では、規約の改正と役員選挙規則の新設が審議され、代議員による無記名投票=写真=の結果、規約改正案が投票数70票中、賛成67票、反対2票、白票1票、選挙規則案が投票数70票中、賛成68票、反対1票、白票1票でそれぞれ可決されました。

規約改正や選挙規則新設の主なポイントは次の通りです。

  • 中部ブロックを東海ブロックと北信越ブロックに分割
  • 組織の運営実態に合わせた改正。具体的には労連への加盟・脱や表彰及び制裁などが中央委員会の専決事項となっていた部分を大会でも承認できるようにするなどの改正
  • 中央執行委員の選出においてブロック推薦枠は1名までとする上限の設定。また中央執行委員会の構成員から会計監査を除外
  • 加盟・脱退手続きの明確化(地連・地本単位の新規加盟はブロックを通じ本部に申請する。ただし単組での直接加盟申請も可能)
  • 役員選考委員会の権限や構成、選挙実施時の細則などを定めた役員選挙規則の新設
  • 連合の会費制度変更に伴う「連合会費会計」の新設

大会の詳細

大会は掛川正一副委員長の開会あいさつで幕を明け①、議長に選任された兵庫地連の安尾崇伯代議員(②右)と大坂清和代議員(②左)、書記の富山地連・山中祐司代議員によって円滑に進行。北坂隆生兵庫地連委員長から歓迎あいさつを受け③、高橋学資格審査委員長の報告④で成立を確認。1日目は代議員出席69名・委任10名、中央委員出席31名・委任23名、2日目は各出席70名・委任10名、出席31名・委任22名で、50人以上の傍聴者も参加。大会運営と会計報告を水野潔副委員長⑤が担当し、成田次雄監査(⑥右)と鵜澤克己監査(⑥左)が監査報告。成田氏は関西地連書記長として1年以上にわたり大会準備に尽力されました。関西地連より次回開催地の神奈川地連へと大会旗が手渡されました⑦。

来賓挨拶「RSにピリオド」

連合 北野眞一副事務局長

連合の取り組みとして、「中小・地域間の賃金格差を是正するため、労務費を含めた価格転嫁を実現」、「労働法制の見直しにおいて(労使間の力関係の非対称性や労働基準法の本質を見失うことなく)積極的に議論に参加」、「与党過半数割れ、働く者の立場に立つ政治の実現」を掲げました。

交運労協 池之谷潤議長

交運労協からは10月10日に新議長に就任したばかりの池之谷潤副議長が駆け付け「ライドシェア問題は、ハイタクだけの問題ではなく人流・物流に係る事業法、ならびに雇用法の破壊となることは間違いない。国土交通省や政策議員懇、そして全国の全自交の仲間ととも新法阻止に取り組む」と力強く表明しました。

森屋隆タク議連事務局長

衆議院選挙の公示当日にも関わらず、立憲民主党とタクシー政策議連を代表し森屋隆参議院議員が駆け付けました。

森屋議員は「自公政権を過半数割れさせて、政権交代につなげ、ライドシェア問題にピリオドを打つ」と強い決意を述べ、全自交の仲間に最大限の協力を求めました。

新旧役員があいさつ

役員改選年ではありませんが、一部役員の交代がありました。

新任の下出健雄副中央執行委員長(愛知地連委員長)は「組合員さんのために力になっていきたい。前任の井上さん、その前の本田さんはじめ諸先輩の流れをしっかり受け継ぎたい」と述べ、出身地の神戸との縁を語りました。市野晃司中央執行委員(石川ハイタク委員長)は「改めて能登半島の震災に際し多額の義援金をいただいたことに感謝したい。私は口下手で、前任の海藤さんほど饒舌じゃないが頑張ります」とユーモアを交えてあいさつし、、上田学中央執行委員(愛知地連書記長)は「少しでもお役に立てるよう精一杯努力する」と抱負を述べました。

退任する井上修副中央執行委員長(愛知)は「全自交は本当に素晴らしい産別。闘う政策集団として今後も頑張ってほしい」と思いを託し、谷口雅也中央執行委員(愛知)は「経験を単組に持ち帰り頑張っていく」と述べました。

なお、長年全自交運動をけん引してきた新潟地連の海藤正彦書記長も今大会をもって本部中執を退任されています。

大会宣言

本日、全自交労連は第82回定期大会を神戸市で開催し、ライドシェア新法や完全解禁を阻止し、安全・安心な地域公共交通と我々の賃金・労働条件を守り抜く運動方針を決定した。

この1年間、ライドシェア完全解禁を阻止するため、我々は全国で闘い続けてきた。その思いに共感し、多数の働く仲間や市民、議員が、共に闘ってくれたことは我々の誇りである。我々はさらに運動の輪を広げて無秩序なライドシェアの問題を広く伝え、強欲な解禁論者たちがあきらめるその日まで解禁阻止の闘いを続けていく。

運賃改定の効果もあって、我々の賃金はようやく上向いてきた。さらに改善を進め、他産業を上回る水準までハイタク労働者と自教労働者の賃金を引き上げなくてはならない。社会に不可欠な役割を果たすエッセンシャルワーカーとして、他産業並みの賃金を求めることは当然の要求だ。賃金改善を果たし、働きやすい職場を実現していけば、おのずと「タクシードライバー不足」と呼ばれる状況は改善し、ライドシェアなど全く不要となる。すでに全国でタクシー乗務員数は増加に転じており、この流れを止めてはならない。

同時に、我々は公共交通従事者としての責務を果たし、一層の安全性向上やサービスの向上を成し遂げ、日本のハイタク産業とプロドライバーへの信頼を高めなくてはならない。高齢者や障がいを抱える方など、全ての移動困難者のために力を尽くすことが、我々の使命であり誇りだ。公共交通の主役は我々である。

「移動困難」といわれる問題を解消するため、国土交通省は全国で日本型ライドシェアや公共ライドシェアの運行を広めようとしている。これらの取り組みがライドシェア完全解禁を阻止する役割を果たしたことは事実だが、二種免許を持たないドライバーによる旅客運送はあくまでも例外に過ぎない。万が一にも安全軽視や、労働者のコストカット手段として悪用されることがあってはならず、移動困難の状況が改善すれば、ただちに終了すべきである。

いま自民党内では解雇規制の緩和や、ライドシェアに代表されるギグワークの推進など、労働者の権利を破壊する政策が語られているが、大企業を優遇して労働者を抑圧してきた自民党の政策こそが日本の長い低迷の元凶である。これ以上の改悪はなんとしても許すわけにはいかない。我々は怒りを投票によって示し、政権交代を実現させる。

我々は全自交の旗の下、エッセンシャルワーカーとしての使命と矜持を胸に、ハイタク・自教労働者の地位向上と賃金・労働条件の改善を成し遂げ、日本の公共交通を守るために闘い抜くことを、ここに宣言する。

2024年10月16日
全国自動車交通労働組合連合会 第82回定期大会

兵庫が歓迎の宴

伊藤前委員長も来賓参加

大会の前夜、神戸ホテルジュラクで、兵庫地連主催のレセプションが開催されました。

歓迎あいさつした北坂隆生兵庫地連委員長は、翌日から始まる衆院選選挙に向け「大会終了後には、即座に各地域で全力で選挙戦に向かって頂きたい」と呼び掛けました。

全自交労連の伊藤実前中央執行委員長をはじめ、多くの来賓が参加し、全員が口を揃えライドシェア新法阻止を訴えました。兵庫県タクシー協会の大久保恵実会長は、「日本と海外のタクシーの違いは、二種免許を持った現場のドライバーさんの高いモラルです」と述べ、労使で力を合わせ日本の安全を守り抜く決意を語っています。

全自交労連の溝上泰央委員長、連合兵庫の那須健事務局長、兵庫県交運労協の河合和俊議長、兵庫県産業労働部労政福祉課の常陰朗雄課長、立憲民主党の井坂信彦衆議院議員、私鉄関西ハイタク労連の大南昌彦委員長ら多数の御来賓より祝辞を受けました。

交運労協 新議長に池之谷氏

総会でRS新法阻止を確認

陸・海・空の交通運輸観光サービス産業で働く60万人が集う交運労協(全日本交通運輸産業労働組合協議会)は、10月10日、東京のホテルルポール麹町で第40回定期総会を開催。ライドシェア新法阻止や、交通運輸観光サービス労働者の処遇改善と産業の持続的成長を担保する産業政策の実現などを柱とする活動方針を確立しました。

役員改選では、11年間、重責を担った住野敏彦議長が退任。新議長には住野氏と同じ私鉄総連出身の池之谷潤氏(私鉄総連前副委員長)が選任されました。池之谷新議長は就任に当たり「60万人の期待に応えられるよう全力で取り組むことを誓う」と決意表明し、「交運労協は政策集団として要員不足などの産業課題を一つ一つ解決していく。そのためには政治力の強化が必要だ」と選挙戦の勝利を訴えました。

住野議長はあいさつで、ライドシェア新法阻止を強調し「この問題はタクシーだけでなく、人流・物流に関係する全ての法令と雇用法制に関わる問題だ」と発言。適正な運賃の収受や、国や自治体が公共交通を維持するための安定的な財源確保なども訴えました。退任に当たり「とりわけ地方で働く皆さんがむくわれる政策が重要。交運労協の発信力をさらに高めてほしい。構成組織が自由に議論する空気をこれからも」と思いを託しています。

質疑応答では全自交労連の津田光太郎書記次長が交運労協の仲間による全国でのライドシェア新法阻止の取り組みに感謝を述べた上で「仮に、新法が経済産業省やデジタル庁の所管となり、交通運輸産業になんの経験もないプラットフォーマーが大手を振って人や物を運ぶならば、安全と持続性のために戦後築き上げられてきた交通運輸産業のルールが踏みにじられ破壊される」と述べ、引き続きの協力・支援を呼び掛けました。

答弁に立った慶島譲治事務局長は「まさに業法破壊攻撃だ。解禁派はタクシー労使を既得権益集団というが、タクシーは原価の約7割を人件費が占める労働集約型産業で、賃金は全産業平均以下だ。旨味がどこにあるのか。正規雇用をなくしてギグワーカーにし、人件費を削ることだ。だから彼らは雇用形態に一番こだわる」と指摘し、最大限の警戒で対峙していくと表明しました。

全自交労連は菊池るみ中執が総会議長、溝上泰央委員長が役員推薦委員長、本田有書記次長が会計監査を務め、交運労協の総会成功に尽力しました。

2024年秋季年末闘争方針(要旨)

【雇用・労働条件改善の取り組み】

●労働条件の改善について積極的に交渉。運賃改定が実施された地域では、増収分を適切に労働者に配分するよう求め、労働分配率を改悪しようとする事業者側の攻撃を跳ね返す。分配率を協議する場合も、改定後の実績を検証し、春闘で交渉することが必要。

また、迎車料金の新設や増額時においても適正配分を強く求める。配車アプリ利用時の追加料金等や、利用者都合のキャンセルにおいて、現場の乗務員の負担に相応しい配分を求める。

●一時金を春闘時に年間協定している職場は、確実な支給をチェックする。年末一時金を交渉する職場では、昨年や今夏の一時金を超える支給をめざす。

●改善基準告示の改正、時間外労働の上限規制が厳守されるよう監視を強化し、法令違反根絶を目指す。あわせて若い世代や、育児・介護中の労働者にとっても魅力的な労働環境を目指し、短時間勤務など柔軟な働き方の検討を求める。

●職場施設の改善を要求する。女性が働きやすいよう、更衣室やトイレ、休憩室を改善することや、老朽化した設備を改善することも重要。

●会社負担による脳MRI検診など健康診断や福利厚生の拡充を求める。

●カスハラ抑止対策と乗務員へのケアを求める。

●全ての職場と地域で最低賃金を厳守させる。定年や雇用上限の延長、同一労働・同一賃金、年次有給休暇の確実な取得、必要な感染症対策の継続等を要求し、労働協約の改定や締結に取り組む。

【政策課題への取り組み】

ライドシェア完全解禁・新法阻止を最優先とする▽他産業を上回る賃金を実現するため、さらなる運賃改定を求める▽日本型ライドシェアや公共ライドシェアがタクシー乗務員の賃金・労働条件に悪影響を及ぼさぬよう求め、必要がなくなり次第終了するよう求める▽地域公共交通を維持するための公助を求める。

【闘いの進め方】

要求は遅くとも11月中旬までに提出し、12月上旬には解決するよう積極的に団体交渉を行う。

被団協にノーベル賞

10月11日、今年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞するといううれしいニュースが届きました。

1956年に被爆者の全国団体として結成された日本被団協は、被爆者としての生々しい痛み、悲しみ、苦しみを国内外で発信してきました。

核兵器は人類そのものに対する脅威です。保有を正当化し、使用すらためらわない動きが国内外に多く見られる現実の中で、改めて被団協の皆さまの活動が評価されたことを大きな転機とする必要があります。被爆者の思いを受け継ぎ被爆の実相を伝え続けることが我々に課された使命です。

長崎被爆体験者

長崎で被爆しながら長崎市外に居住していたなどの理由で被爆者と認定されなかった被爆体験者の救済を求める訴訟で、9月9日、長崎地裁は被爆者と認定する判決を下しました。国も被爆者と同等の支援を行う判断を示しており、ようやく問題が解決に向かいます。

北海道地連大会

自交北海道地連は9月26日、札幌市の八軒会館において第23回定期大会を開き=写真、運動方針案や予算案など全議案が承認されました。

鈴木久雄委員長は「地域公共交通として重要なハイタク産業を守り、利用者の利便と安全・安心は我々二種免許を有するタクシー運転者が守ることが絶対必要であり、ライドシェア完全解禁は阻止しなければならない」と述べ、解禁派やそれを支持する一部の政治家、マスコミを「利用者の利便と安全・安心の移動を放棄し、金儲けだけを考えている」と痛烈に批判しました。

4月からスタートした日本版ライドシェアについて、まだ札幌の運行状況が少ないことから「我々タクシー運転者に現状では大きな影響は出ていないと見ることが出来る」としつつ、さらなる規制緩和により運行車両数が増えれば「我々への影響とドライバーによる事故・事件の増加の懸念はぬぐい切れない。タクシー不足解消後は早期に終了すべき」と主張しました。

24春闘における各単組の成果を紹介し、その奮闘への感謝を述べています。

岩手地本大会

全自交岩手地本は9月29日に盛岡市内で定期大会を開き、新たな運動方針を確立しました。森茂委員長は「一種免許でタクシーに乗せるなど全く理解できない」と全てのライドシェアに反対。秋闘・春闘に向け経営者の攻撃をはね返す交渉を強く求めました。

岩手県知事に要請

岩手県交運労協は9月18日、達増拓也・岩手県知事へ要請行動を行い、公共交通存続への支援や、昨年末に県議会が採択したライドシェア反対意見書の尊重を要請しました。


全国自動車交通労働組合連合会
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-9
TEL:03-3408-0875 / FAX:03-3497-0107
E-MAIL:zenjiko-roren@zenjiko.or.jp
Copyright(c) Zenjiko-roren.National Federations of Automobile Transport workers Unions.ALL RIGHTS RESERVED.