全国自動車交通労働組合連合会はハイタク産業に従事する労働者で構成する労働組合の連合体です。本ホームページは、どなたでも自由に全てご覧いただけます。


ホーム > ニュース > 北海道地連2015春闘討論集会



北海道地連2015春闘討論集会
全てのタクシー労働者の格差是正と生活の出来る賃金
今春闘こそ、粘り強い交渉、生活改善を実感できる状態に(森長委員長のあいさつ)

2015年2月16・17日 北海道地連は2015春闘討論集会を定山渓で開きました。

札幌圏は穏やかな天気の下、『賃金・労働条件の回復・改善へ タクシー三法改正を武器に力を合わせて闘おう!改正法の附帯決議を活かし労働条件の抜本改善を』をスローガンに掲げ、参加者総数69名で開催した2015春闘臨時大会は、2015春闘と第18回統一自治体選挙勝利の大きな課題を掲げての大会となりました。

主催者を代表して森長委員長は「今春闘の我々の要求は、月額1万円以上の獲得です。昨年4月の消費税増税に併せて、準特定地域では公定幅運賃が実施されたが、消費税増税転嫁分の2.86%以上の輸送実績を上回っている地域は、下限割れ運賃から公定幅運賃の下限に移行した旭川と下限事業者が上限に張り付いた帯広地区のみです。その他の地区は、乗り減りのため営収減となっています。当然、運賃に連動する賃金は対前年マイナスとなっています。昨年1月27日、改正特措法が施行されたが、いまだに特定地域が指定されていない。指定基準についても問題が多すぎる。人口30万人以上の都市を含むとする要件で道内では、札幌と旭川の2地区に絞られ、さらに各企業の努力で減車を行った結果として適正車両数の上限値を下回った旭川は対象外となる。国会議員が議員立法で労働条件改善を目的として改正した特措法を、規制改革会議の横やりで骨抜きにされるという国交省の政策能力を疑う。我々が目指すのは、全てのタクシー労働者の格差是正と生活の出来る賃金です。今春闘こそ、粘り強い交渉を行い、我々が生活改善を実感できる状態を作り出さなければなりません。また、第18回統一地方選挙では、暴走する安倍政権に待ったを掛けるため、地方選の勝利から民主党の再生を果たしていかなければ成りません。全自交が推薦する知事・道議・市長・市議の必勝の取組を行います」と決意を述べ挨拶を行いました。

連合北海道:渡辺副事務局長と北海道交運労協:田原副議長から連帯の挨拶をいただき、また、森長委員長が後援会長になっている札幌市豊平区から市議選に立候補予定の表山千春さんから市議選に臨む決意の挨拶をいただき、その後、提案に入りました。北海道の2015春闘方針(案)は、全自交労連の春闘方針を100%活かしながら、北海道の情勢と自主福祉運動の項目をプラスして提起。本部財政健全化負担(案)、組織財政検討委員会提案、第18回統一自治体選挙候補推薦では民主党推薦の知事候補の正式決定が遅れる中、新聞報道の「佐藤のりゆき氏」の推薦を前倒しで提案、第24回参議院議員比例代表候補予定者の田城郁参議院議員の推薦提案を行い、質疑については2日目に行うこととし、北海道労働者福祉協議会から萩谷副理事長に方針にある自主福祉運動推進の基調講演をいただきました。恒例となっている分散会は、第一分散会を「労働者自主福祉運動の推進」をテーマに「労金」「全労済」「住宅生協」の事業者団体から講師を招き、可処分所得向上のための運動推進について学習を深め、第二分散会は「労働組合なんでも相談」をテーマに、単組で交渉当事者となる役員の学習会を行いました。2日目は、顧問弁護士の佐藤先生からレジュメを基に50分程度の基調講演をいただき、その後、中間会計報告、会計監査報告、分散会報告を行い、第1日目の提案事項に対する質疑討論に入りました。質疑では、本部財政健全化負担に対する要望が有りましたが、全ての提案は満場一致で採択されました。春闘アピールと特別決議の提案採択を行い、最後に森長委員長の2015春闘と第18回統一地方選勝利に向け団結ガンバロー三唱で成功裡に終了しました。



全国自動車交通労働組合連合会
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-9
TEL:03-3408-0875 / FAX:03-3497-0107
E-MAIL:zenjiko-roren@zenjiko.or.jp
Copyright(c) Zenjiko-roren.National Federations of Automobile Transport workers Unions.ALL RIGHTS RESERVED.